マーガリンとバターは一見すると同じに思えますが、それぞれ原料や製造方法、味わいには大きな違いがあります。マーガリンとバターの特徴を理解し、料理シーンにあわせて使い分けましょう。
本記事ではマーガリンとバターの違いについて詳しく解説し、どのような共通点があるのか解説します。さらに使い分け方や栄養価、トランス脂肪酸についても紹介するため、マーガリンとバターの特徴を知りたい方や料理の幅を広げたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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マーガリンとバターの違いを簡単にチェック!
マーガリンとバターは混同されがちですが、バターとマーガリンは成分、製造方法が異なる別のものです。マーガリンとバターの主な違いは、次のとおりです。
マーガリン | バター | |
---|---|---|
原料 | 食用油脂 | 乳脂肪 |
形状 | 滑らかで柔らかい、溶けやすい | 硬く溶けにくい |
製造方法 | 植物油脂に乳成分やビタミンなどを混ぜ合わせて固める | 生乳から乳脂肪分を分離して固める |
油脂含有量 | 80%以上 | 0 |
乳脂肪分含有量 | 40%未満 | 80%以上 |
風味 | あっさりとした味わい | 乳製品独特のまろやかな味わい |
値段 | 安めで安定している | 高価なものが多く変動しやすい |
ここではマーガリンとバターそれぞれの違いについて、詳しく解説します。
原料の違い
マーガリンとバターの最大の違いは、原材料にあります。マーガリンは主にコーン油、大豆油など植物性の油脂から作られた加工食品です。一方、バターの原料は牛乳をはじめとする生乳からできた乳脂肪です。
仕上げに食塩が加えられる商品もありますが、基本的に動物性の乳脂肪のみでできているため、バターは乳製品として定義されます。
製造方法の違い
マーガリンは精製された食用油脂に水や食塩、乳成分、ビタミンなどを混ぜ合わせて固め、練り上げることで完成します。ベースとする油の種類、混ぜ合わせるものはメーカーにより異なります。
一方、バター製造では最初に生乳を遠心分離して乳脂肪分を取り出し、加熱殺菌して冷却したあと攪拌して乳脂肪を凝集させるプロセスです。風味をさらに豊かにするため、乳脂肪を凝縮させたあとで塩を加えることもあります。
製造プロセスに関して、マーガリンは「マーガリン類の表示に関する公正競争規約」で、バターは「乳及び乳製品の成分規格等に関する命令」により規定されています。
風味の違い
マーガリンは主に植物油から、バターは乳製品から作られるため、風味も異なります。マーガリンはバターよりも水分を多く含んでおり、料理に使用するとなめらかでしっとりとした風味を出せます。
一方、バターはクリーミーな風味が特徴であり、焼き菓子やケーキなどのお菓子作りではとくに重要です。乳製品ならではの風味を出すためにシチューや炒め物などの料理でも使用されることが多く、濃厚な味にこだわる方には必需品といえるでしょう。
値段の違い
マーガリンは主に植物油から作られており、原料の供給が多く大量生産しやすいことから、一般的にバターより値段が低めです。一方、バターは生乳から作られているため大量生産が難しく、マーガリンより製造の手間もかかります。
またバターには高級な品も多く、同じ量で比較するとバターの値段はマーガリンよりも高めです。そもそもマーガリンは、高価なバターの代用品として生まれました。
どうしてもバターならではの風味を楽しみたいとき、お菓子作りでどうしてもバターが必要なとき以外は、値段が手頃なマーガリンを選ぶことも検討してみてください。
マーガリン・ショートニング・ファットスプレッドの違い
マーガリン、ショートニング、ファットスプレッドの違いは、次のとおりです。
マーガリン | ショートニング | ファストスプレッド | |
---|---|---|---|
原料 | 食用油脂 | 食用油脂 | 食用油脂 |
製造
方法 |
食用油脂に乳成分やビタミンなどを混ぜ合わせて固める | 食用油脂に窒素ガスを入れて固める | 食用油脂に乳成分やビタミンなどを混ぜ合わせて固める |
形状 | 滑らかで柔らかく溶けやすい | 非常に柔らかくクリーム状 | 固形のものからクリーム状のものまでさまざま |
油脂含有量 | 80%以上 | ほぼ100% | 80%未満 |
風味 | あっさりとした味わい | 無味無臭でそのまま食べるのは難しい | 商品ごとにさまざまなフレーバーがある |
値段 | 安めで安定している | 安めで安定している | 安めで安定している |
ファットスプレッドの製造方法は基本的にマーガリンと同じであり、マーガリンの一種です。実際にマーガリンとして販売されているもののなかにも、ファットスプレッドに分類されるものは多数あります。
ファットスプレッドは油脂含有量が少ない分、チョコレートや果実風味の味をつけることも可能です。ショートニングは主に調理用の食品であり、ほぼ油脂でできているためそのまま食べるのには向いていません。
しかし柔らかいクリーム状で使いやすく、自宅でお菓子や揚げ物を作る際には重宝するでしょう。
マーガリン・バター・ショートニング・ファットスプレッドの栄養価を比較!
マーガリン、バター、ショートニング、ファットスプレッド各100gあたりの栄養価は、次のとおりです。
マーガリン | バター | ショートニング | ファットスプレッド | |
---|---|---|---|---|
カロリー(kcal) | 715 | 700 | 889 | 579 |
たんぱく質(g) | 0.4 | 0.6 | 0 | 0.2 |
脂質(g) | 83.1 | 81.0 | 99.9 | 69.1 |
炭水化物(g) | 0.5 | 0.2 | 0 | 0 |
カルシウム(mg) | 14 | 15 | 0 | 8 |
ビタミンA(μg) | 25 | 520 | 0 | 31 |
ビタミンB2(mg) | 0.03 | 0.03 | 0 | 0.02 |
ビタミンD(μg) | 11.0 | 0.6 | 0.1 | 1.1 |
食塩相当量(g) | 1.3 | 1.9 | 0 | 1.1 |
トランス脂肪酸(g) | 1 | 2 | 0.61 | 0.6 |
出典:食品成分データベース
マーガリンとバターのカロリーは同程度、ショートニングのカロリーは高めでファットスプレッドは低めです。ファットスプレッドは油脂が少なく脂質もほかのものに比べると低いため、ダイエット中はファットスプレッドを選ぶとよいでしょう。
またビタミンAの含有量についてはバターが圧倒的です。ビタミンAには目や皮膚などの粘膜の健康を維持する働きがあるため、ビタミン不足が気になる方はバターを選んでみてください。
ビタミンDは、マーガリンに多く含まれます。ほかの食品の栄養バランスを考えながら、不足している栄養を補えるものを選びましょう。
マーガリンはトランス脂肪酸が多くて体に悪いは本当?
マーガリンにはトランス脂肪酸が含まれているものの、含まれている量は非常に少なく、健康に悪影響を与える可能性は低いといえます。ここではマーガリンとトランス脂肪酸との関係、トランス脂肪酸の過剰摂取についてさらに詳しく解説します。
マーガリンのトランス脂肪酸はバターより少なくなっている
現在は各メーカーがマーガリンの改良を重ねた結果、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸はバターよりも少量になりました。2021年において、家庭用マーガリン「ネオソフト」のトランス脂肪酸の量は10gあたりわずか0.05gであり、2004年と比べて16分の1にまで減少しています。
バターに含まれるトランス脂肪酸の量は10gあたり約0.2gなので、トランス脂肪酸の量のみを気にするならバターよりマーガリンがおすすめです。
日本人はトランス脂肪酸の過剰摂取になりにくい
そもそも日本人は欧米諸国の方と比べてトランス脂肪酸の摂取量が少なく、過剰摂取のリスクは非常に低いとされています。日本と欧米諸国のトランス脂肪酸摂取量は、次のとおりです。
国名 | トランス脂肪酸の1日あたり平均摂取量(g) | 調査機関 |
---|---|---|
日本(成人) | 0.7 | 食品安全委員会(2006) |
アメリカ(成人) | 5.6 | NHANESⅢ(1988~94) |
EU(男性平均) | 1.2~6.7 | 食品安全委員会(2006) |
EU(女性平均) | 1.7~4.1 | 食品安全委員会(2006) |
オーストラリア(2歳以上) | 1.4 | FSANZ (2006) |
ニュージーランド | 1.7 | FSANZ (2006) |
トランス脂肪酸の過剰摂取が問題となるのは、トランス脂肪酸の摂取量が総エネルギー量の1%を超えるケースです。平均的な食生活の日本人の場合、トランス脂肪酸の摂取量は総エネルギー量の0.3%ほどであり、健康への影響は小さいといえるでしょう。
ただし、脂質に偏った食事をしているとトランス脂肪酸の摂取量は増加します。脂質の摂りすぎが気になる方は、和風のおかずを増やすよう意識してみてください。
マーガリンとバターはどちらが太りやすい?
マーガリンとバターのカロリー、脂質はほぼ同じであり、どちらがより太りやすいか決めることはできません。食塩の量を気にするならマーガリンのほうが若干おすすめですが、マーガリンやバターを一気に大量に食べるケースは少ないため、気にしすぎる必要はないでしょう。
ダイエット中の場合、マーガリンやバターなどカロリーや脂質の多い食品の使用自体を減らすことが重要です。どうしても風味を味わいたいときは、比較的カロリーの少ないファットスプレッドを選ぶとよいでしょう。
バターとマーガリンは代用できる!
もともとマーガリンはバターの代用品として生まれたものであり、バターとマーガリンは基本的に代用可能です。細かな風味は異なりますが、お菓子作りや料理でも問題なく代用できるケースは非常に多いでしょう。
しかし、マーガリンとバターにはさまざまな違いがあるため、使い分けも可能です。ここからはマーガリンとバターそれぞれの特徴と、使い分けるポイントを紹介します。
マーガリンはバターの代用品として誕生した
マーガリンはもともと戦時中、高価なバターの代用品として生まれたものであり、マーガリンとバターの風味は非常に近いとされています。そのためどちらも代用品として活用が可能です。
植物油脂を使用しており原材料の安定的な供給ができるマーガリンは値段が上がりにくいため、コストを抑えたいときはバターをマーガリンで代用してみてください。より味わいを似せたい場合、バターに風味を近づけた商品や、マーガリンにバターを混ぜた商品もおすすめです。
サクッとした食感が欲しいときはマーガリン
マーガリンとバターは代用できますが、とくにサクッとした食感を出したいときにはマーガリンがおすすめです。たとえばパイやクッキーなどの焼き菓子を作る際には、マーガリンがピッタリです。
マーガリンはバターに比べて柔らかくなめらかな仕上がりであるため、サンドイッチやトーストにもスムーズに塗れます。薄くさっと塗り広げたいときは、マーガリンを選ぶと時間を節約できるでしょう。
コクや風味が欲しいときはバター
料理でコクと風味を重視したいときは、バターを選びましょう。人工的な食品添加物が少ないバターはコクや風味が強く、乳製品ならではの深い味わいを出せます。
たとえばカレーやムニエル、濃厚なソースなど、風味やコクを引き立てたい料理にはバターがおすすめです。またしっとりとした食感のケーキやパンを作りたいときは、マーガリンよりも風味が際立つバターを使用するとよいでしょう。
ただしバターはマーガリンより値段が高めであるため、使い分ける際には予算も考慮してみてください。
良質な脂質で健康ケアを意識するならBASE FOOD(ベースフード)がおすすめ!
マーガリンやバターなどに含まれる脂質をなるべく避けたい方には、健康的で良質な脂質を摂取できるベースフードがおすすめです。脂質は体に必要な栄養素ですが、マーガリンやバターでついつい脂質を摂りすぎてしまうと健康に悪影響が出ることも少なくありません。
脂質をはじめとする体に必要な栄養素をすべて含む完全栄養食、ベースフードならビタミンやミネラルもバランスよく摂取可能です※15。ここからは、ベースフードの魅力や特徴について、より詳しく解説します。
必須栄養素をバランスよく含む完全栄養の主食
ベースフードはたんぱく質や食物繊維、ビタミンやミネラルなどの必須栄養素をバランスよく配合した完全栄養の主食です※15。1食で1日に必要な栄養素のうち3分の1を摂取できるため、誰でも手軽に必要な栄養素を補給できます※15。
また、オメガ3脂肪酸の豊富なチアシードをはじめとする、主に自然由来で栄養価の高い原材料が10種類使用されています。毎日栄養価を考えて食事を準備する余裕がない、とお悩みの方は、ぜひベースフードを検討してみてください。
種類豊富で食事の置き換えにも便利
ベースフードシリーズにはパンやクッキーなど多くのバリエーションがあり、続けやすい点が魅力です。どの商品でも1食分で1日に必要な栄養素の3分の1が補給できるため、普段の食事をベースフードに置き換えて必要な栄養素を手軽に摂取してみてください※15。
ここからは、ベースフードの詳細なラインナップについて解説します。
BASE BREAD(ベースブレッド)
ベースブレッドは1食2袋で1日に必要な栄養素の3分の1を摂取できる完全栄養のパンです※16。袋を開けてすぐに食べられる点が魅力で、忙しい方でも手軽に栄養を補給できます。
さらに味の種類も豊富で、甘めの菓子パンや惣菜パンなど12種類のバリエーションがあります。またアレンジしやすいシンプルなものもあり、バターやマーガリンを塗り楽しむことも可能です。
つけすぎには注意が必要ですが、バターやマーガリンの味を楽しみながら必要な栄養素が摂取できる点は、大きなメリットといえます。
BASE Pancake Mix(ベースパンケーキミックス)
ベースパンケーキミックスは、糖質に気を使いながらもおいしいパンケーキを楽しみたい方に最適なパンケーキミックスです。小麦粉の代わりに糖質が控えめな全粒粉や大豆粉を使用しているため、ダイエット中や糖質制限中の朝食やおやつにもおすすめです。
全粒粉の素材を生かした優しい甘みと香りで、ふんわりとした食感を楽しめます。また時間があるときは、バターやマーガリンのほか、果物を乗せることでもふわふわのパンケーキを味わえます。
お子さんと一緒に作れる簡単なレシピであるため、ぜひ休日のおやつタイムをアレンジで楽しんでみてください。
BASE Cookies(ベースクッキー)
ベースクッキーは栄養価が高く、子どもにもおすすめのクッキーです。ココアや抹茶など6つのフレーバーがあり、おやつや間食で手軽に栄養を補給できる点がメリットです。
フレーバーには甘味のあるココアやココナッツのほか、おつまみにもなるチーズやペッパーも用意されています。普通のクッキーでは不足しがちな栄養素を手軽に摂取できるため、ダイエット中の間食にもぜひ役立ててみてくださいす。
BASE FOOD DELI(ベースフードデリ)
ベースフードデリには電子レンジで加熱するのみの冷凍パスタ、お湯を注ぐのみでできるカップ焼きそばがラインナップされています。本格的な調理は不要ですぐにボリューム感のある食事を楽しめるため、忙しい方にピッタリです。
さらに冷凍パスタの糖質は一般的なミートソーススパゲッティと比較して約25%オフされており、カップ焼きそばについては塩分が約2gと控えめです※20。そのため糖質や塩分が気になるけれど麺類が食べたい、とお悩みの方はぜひ検討してみてください※14※20。
まとめ
マーガリンとバターの風味や原材料、製造方法などはそれぞれ異なるため、料理の味や食感にも影響を与えます。適切に使い分けることで料理のバリエーションを広げ、健康にも配慮した料理を作りましょう。
必要な栄養を摂取しつつ良質な脂質を摂取したい方には、おいしく健康的な食事が楽しめるベースフードがおすすめです。ベースフードなら1食で1日に必要な栄養素の3分の1をすべて補えるうえ、食物繊維が豊富でボリューム感があるため、普段の食事を置き換えるのみで栄養バランスが整います※15。
また脂質と糖質が抑えられていることから、バターやマーガリンをつい使いすぎてしまう方にピッタリです。脂質の過剰摂取に気を付けつつ、ベースフードを活用しながら自身に適した食事スタイルを見つけてみてください。
※1 送料当社負担。継続コース初回限定、公式サイトのみ対象、キャンペーン期間は2025/6/4 14時まで。※2 クーポンは予告なく終了する可能性がございます。現在継続コースを利用されていない方のみ(おひとり様一回限り)。クーポンコードが自動入力されていない場合は、ご自身で入力お願いいたします。
<参考文献>
※1 文部科学省|日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
監修:松浦ひとみ(管理栄養士)
大学にて応用栄養学、食品科学に加え栄養教育など幅広く学び、管理栄養士免許、栄養教諭免許を取得。給食提供だけでなく、食育、アレルギー対応、離乳食講座や食事の指導・相談・提案などへ重点的に取り組む保育園の管理栄養士として勤務。さらにオンラインフードクリエイターの資格取得後は、フードライターとして料理写真の撮影に従事。さらにWeb上メディアにて記事執筆、レシピ開発・監修のほか、オンライン食事指導など、フリーランス管理栄養士として活動する。