「いまをずっと保ちたい」フィンスイマー・松田 志保さんに聞く、ベースパスタを愛用する理由。〜アンバサダーインタビュー〜

こんにちは。ライターのチャン・ワタシ(@chanwatac)です。

突然ですがみなさん、『フィンスイミング』というスポーツをご存知でしょうか。

知らないよー!という方は、ぜひこちらをご覧ください。

この人魚のような優雅な動き、かつ見ているだけで爽快な気分になるスピード感……!

「フィン」と呼ばれる足ヒレを装着して泳ぎ、速さを競います。

今回のアンバサダーインタビューでは、こちらのフィンスイミングの日本記録を保持する、松田志保(まつだしほ)さんをお招きしました。彼女もまた、ベースパスタを愛用してくださっています。

フィンスイマー・松田志保さん。現在、モノフィンとビーフィンの2種目で日本記録を保持されています。……それもそうなんですが、ハイパー美人さんなのです。天、二物与えてる!

普段の体調管理の方法や、ベースパスタの活用法、今後の目標などを伺いました。

もくじ

道具を使いこなす難しさこそ、魅力。

ワタシ 今日はよろしくお願いします。実は今回、松田さんのインタビューということで、恥ずかしながら初めてフィンスイミングというスポーツを知りました。

松田さん あはは。そうですよね。

ワタシ 他の水泳競技と大きく違うのは、やはりあのフィンをつけることでしょうか。

松田さん そうですね。他の水泳と違うのは、道具を使う分、速いということです。競泳とは全然違うスピードを体感できるので、そこが一番面白いところかなと。日本水中スポーツ連盟公式サイトによると、両足で履くモノフィンは、競泳のクロールより、約1.5倍速いスピードを出すことができるそう。

あと、「競泳が速い=フィンスイミングも速い」ではないところが面白いです。道具(フィン)と仲良くなって、初めて力が発揮できるというか。

ワタシ 道具を使いこなせないといけないんですね。イルカのようにスイスイ泳ぐ姿がとても気持ちよさそうですが、そもそも水泳ができないと難しいですよね。

松田さん そうなんですよね。まず泳げないといけないので、結構始めるハードルは高くて。私も初めて両足で履くモノフィンを履いたときは、まっすぐにも泳がれへんかった(笑)。もともと長く水泳をやっていたので、正直舐めていて。

でも、だからこそ面白かったのかなと思います。すぐに出来てたら面白くないし。

フィンスイミングと仕事の両立

ワタシ いつもどれくらい練習してるんですか?

松田さん 普段はスイミングスクールのコーチとして働いているので、その合間を見つけて泳いでいます。午前中は大人が泳ぎにきて、午後は子供たちがくるので、その間でって感じですね。

ワタシ コーチをしながら、練習を続けるのはハードそうです。

松田さん そうなんですけど、いまは泳いでても(フィンスイミングでは)お金はいただけないので……。

ワタシ 日本一でもそうなんです……?

松田さん 海外にはプロアスリートとして食べている人もいますが、現状まだ日本ではそうですね。

ワタシ 日本で練習に専念できる環境になるにはどうすればいいんですかね。

松田さん もっとフィンスイミング自体がメジャーにならないとダメですね。競技人口が増える以前に、応援してくれる人が増えないといけないので。

「フィンスイミング始めてください」って言われても、泳げないと出来ない競技なので急には難しい。まずは応援することから始めるじゃないですか。

ワタシ そうですね。

松田さん まずは知ってもらって、応援してくれる人を増やさないといけないから、SNSとかは頑張っています。なにかしら紐付いて、フィンスイミングのことをいいと思ってくれたらなあって。


松田さんのInstagram。毎日更新を心がけているそう!

自分で管理しないといけないから、ベースパスタを

ワタシ 仕事やトレーニングが続く生活の中で、自身の食事管理ってとても重要だと思うんですが、普段はなにか気をつけていることはありますか?

松田さん うーん。私たちの場合、例えばオリンピック強化選手のようにアスリートフードマイスターがついていたり、作ってくれる人がいたりという環境ではないので、自分たちですべて管理しないといけないんです。

だからこそ、ベースパスタみたいなものに頼りたくて。そういえば、ベースパスタを食べだしたら体重が落ちたんですよ。

ワタシ 本当ですか。というか、まだ落ちるところあるんですね……!

松田さん 落とせましたよ。太っていたので痩せないとなあと思っていたときに出会って、食べだしたら体重も体脂肪も落ちて、そこからはもう今ずっとキープできています。

ワタシ どれくらいの頻度で食べていますか?

松田さん 一日一食ですね。朝はプロテインで、昼はおにぎりとか適当に食べられるものを、夜はベースパスタを食べています。家にいるのが夜しかないので。

オリーブオイルと塩こしょうで食べるのが一番好きなんですけど、茹でてお皿に移して、かけて終わり!みたいな感じで。

ワタシ あっという間に出来ますよね。コーチの仕事は夜遅くまであるんですか?

松田さん 遅いときは遅いですね。仕事から帰るのが、22〜23時くらいになるときもあります。だから、家に帰ってお湯を沸かして、その間に色々済ませて。ベースパスタ、茹で時間2分でしょ。3分後には食べれるじゃないですか(笑)。

ワタシ ベースパスタ以外で食事管理はどうされてるんです?

松田さん それが、適当なんです。……やばいですよね?アスリートじゃないですよね……。

ワタシ 仕事もトレーニングもある毎日だと、作れないですよね。本当に。

松田さん そうなんです。わかってんねんけど!みたいな感じ。ちゃんとしないといけないのは分かってるんですけど、チョコレートとかお菓子も大好きなんです。

食生活が荒いから、せめてと思って朝はプロテインにしてるんですが、夜は毎日ベースパスタにしたいです。言い方悪いけど、本当にこれさえ食べとけばええやんって思えるんですよ。遠征にも持っていきたい。カップタイプもありますよね。

ワタシ ベースパスタクイックですね。

松田さん そうそう。あれいいんじゃないかなあって思うんですけど。遠征先って、コンロとかレンジはないんですよ。ポットはだいたい部屋に置いてあるから、世界選手権に持っていきたいです。

「毎年毎年、ちゃんと結果を出さないと」

ワタシ フィンスイマーとしての、今後の目標はありますか?

松田さん 直近の目標でいうと、まずは世界選手権で決勝に残ること。予選で8位以内に入らないと、決勝で泳げないんです。あと、ワールドゲームズって知っていますか?

ワタシ 『第二のオリンピック』と言われているものですよね。

松田さん はい。ワールドゲームズといって、オリンピックにはない競技を集めた世界大会が4年に一度あります。次の2021年のワールドゲームズに出場するためには、2020年の世界選手権で決勝に残らないといけなくて。

まず、その世界選手権ための代表権をとる必要があるし、世界選手権に出たら決勝に残らないといけない。それがあってやっとワールドゲームズなんです。だからもう、毎年毎年、ちゃんと結果を出さないと。

ワタシ これから3年はずっと気が抜けないですね。

松田さん でも、まあもう歳も歳なんで……。2021年まで頑張りたいけど。だからそのためには、生活もおろそかにしてたらいけないし、毎日ちゃんとしておかないと。いまが一番若いし、いまをずっと保ちたいから。自分の競技の成績としてはそんな感じですね。……伝わります?

ワタシ はい、伝わってます。

松田さん 私、ボキャブラリーないから(笑)。あとは、もっと日本でフィンスイミングをメジャーな存在にしないといけないなと思っています。

自分の競技成績だけ追っかけて、振り返ったら誰もおらんみたいなのは嫌なんで、普及活動をしつつですね。

ワタシ いまは普及するためのイベントとかあるんですか?

松田さん 体験会をやったり、水泳の試合にデモンストレーションに行ったりはあるんですけど、まだまだ数は少ないですね。だからもっと私だからこそできることはないかなっていうことで、SNSを頑張ったり、メディアに出たりしたいなと。

ワタシ 美人だから、どんどん表(テレビや雑誌)に出た方が……。

松田さん あはは、黙ってたらな(笑)。喋ったらただの声低い関西人のおじさんなんですよ。

ワタシ 実は今日、ギャップでびっくりしました。

松田さん 「黙ってたらいい」ってよく言われます。でもそうやってメディアに出て、もっとフィンスイミングを知ってもらえるきっかけになれたらいいなあと思っていますね。

ワタシ それも含めて、今後のご活躍を楽しみにしています!

松田さん ありがとうございます。

取材中、(25メートルもまともに泳げない)私がシュノーケルの仕草を勘違いしていると、「いや、こうついてるけどな!(笑)」と爽快なツッコミをしてくれた松田さん。

松田さんは兵庫県出身だそうで、関西弁がどかどかと飛び出てきて、ぱっと明るいキャラクターがとても魅力的でした。

ひとまず、世界選手権の結果がそわそわしますね……!(ベースパスタも遥か遠いセルビアまで渡ってくれるのか……!?)

みなさんもぜひ、一緒に応援をお願いします。

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