ボロネーゼとミートソースは、どちらもミンチやトマト、玉ねぎなどを使用するパスタソースです。
材料が似ているため「違いがわからない」「それぞれの作り方を知りたい」と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ボロネーゼとミートソースの違いを解説します。糖質が気になりパスタを控えている方におすすめの商品も紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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ボロネーゼとミートソースの違い
ボロネーゼとミートソースは、どちらもミンチがメインのパスタソースです。
しかし、作り方や味わいなどは異なります。
次で、ボロネーゼとミートソースの特徴や違いなどを解説します。
ボロネーゼ:じっくり煮込んだお肉を楽しむラグーソース
ボロネーゼの正式名称は「ラグー・アッラ・ボロニェーゼ」です。
イタリア語でラグーは煮込む、アッラは「〜風」という意味で、直訳するとボローニャ風の煮込みとなります。
一般的にボロネーゼのメイン食材は、牛の粗挽きミンチです。牛の粗挽きミンチはムチムチとした食感と強い旨味が特徴で、ある程度かたまりになるようにして焼くことで、肉々しさが感じられるパスタソースになります。
牛の粗挽きミンチのほか、トマトや玉ねぎ、セロリ、にんじんなどの香り豊かな野菜を炒め合わせたものに赤ワインを加え、じっくり煮込んで仕上げます。
時間をかけて煮込むことで食材の旨味が引き出され、濃厚で深いコクを感じられることが特徴です。パスタソースはとろみが強いスープ状が多いですが、ボロネーゼは水分を飛ばしながら煮込むため、肉そぼろのような見た目になります。
ミートソース:ミンチと野菜がパスタ全体に絡むソース
主にミートソースは、細挽きの合い挽きミンチ、トマトソース、玉ねぎなどを使用します。細挽きの合い挽きミンチは食感がやわらかく、ほかの食材との馴染みがよいことが特徴です。
ボロネーゼはワインで煮込むのに対して、ミートソースはトマトの水分を使用して短時間で煮込みます。そのためトマトの甘みと酸味を感じられる、さっぱりした味わいになります。
また、仕上がりは水分量が多いため、パスタ全体にソースが絡みやすいことも特徴のひとつです。
ボロネーゼとミートソースの発祥
ボロネーゼとミートソースの起源は、どちらもイタリアの伝統的な煮込み料理です。
主に牛のミンチやトマトなどを赤ワインや香辛料で煮た料理ですが、他国に伝わる過程で味付けや作り方が徐々に変化し、独自のパスタソースが誕生していきました。
次で、ボロネーゼとミートソースの発祥に着目し、2つのソースの違いを解説します。
ボロネーゼ:イタリアのボローニャ
ボロネーゼは、イタリアの古都のひとつであるボローニャで発祥した伝統料理です。
もともとは肉やトマト、玉ねぎ、セロリなど赤ワインでじっくり煮込んだ肉料理で、裕福な家庭で提供されていました。濃厚なコクがあるボロネーゼはパスタとの相性が非常によく、パスタが主食のイタリア全土に広がり発展したといわれています。
20世紀以降にはイタリア料理が国際的な人気を博し、日本でもボロネーゼが食べられるレストランやカフェが増えました。
ミートソース:日本
ミートソースも、イタリアで発祥したボロネーゼが起源です。そのボロネーゼがアメリカに伝わり、より簡単に作れるようにアレンジされた料理がミートソースだといわれています。
アメリカのミートソースは、トマトソースとミンチをベースにガーリックやハーブ、香辛料などが使用され、スパイシーな香りが特徴的です。その後ミートソースはアメリカから日本に伝わり、今度は日本人の舌にあうようにアレンジされます。
日本のミートソースは香辛料が控えめで、甘みが強い味わいになることが特徴です。すなわち家庭料理として親しまれているミートソースの発祥は、日本だといえます。
日本人好みにアレンジされたミートソースはお米やうどんとの相性もよく、ミートドリア、ミートソースうどんなど、日本独自の料理も生まれました。
ボロネーゼとミートソースの味付けの違い
ボロネーゼとミートソースの味付けには、いくつかの違いがあります。
次で、各ソースの味付けについて解説します。
ボロネーゼ:赤ワインを使用した香り豊かなソース
ボロネーゼは赤ワインで材料をじっくり煮込むことで、肉や野菜の旨味が凝縮され、香り豊かなソースになります。
バジル、ローズマリー、オレガノ、タイムなどのハーブや、ナツメグ、シナモンなどのスパイス、にんにくなどで風味付けされることもあり、エキゾチックな要素も感じられます。また、あくまでも牛の粗挽きミンチが主な材料であるため、肉のコクを強く感じられることも特徴です。
一般的にボロネーゼにはトマトが入るものの、使用量が少なく酸味は控えめです。調味料はレシピにより異なりますが、塩こしょう、肉のブイヨンが用いられることが多い傾向にあります。
ミートソース:トマトケチャップを使用した甘めのソース
日本で発祥したミートソースは、ケチャップや砂糖が加わり、甘辛く仕上がります。ケチャップは日本人に馴染み深い調味料であり、子どもから大人まで広く受け入れられやすい味わいです。
一般的に、ボロネーゼのように赤ワインやスパイスが使用されることはありません。一方で醤油やみりんを隠し味に加えるレシピも多く、和風のテイストが加わります。また、肉や玉ねぎなどをトマトと一緒に煮込むことで、トマトの甘みと酸味、旨味をダイレクトに感じられることも特徴です。
ボロネーゼとミートソースに合うパスタ
ボロネーゼとミートソースは、相性のよいパスタの種類が異なります。
ただし、次で紹介するのは一般的な組み合わせのため、パスタ麺の種類は自身の好みにあわせて選択してください。
ボロネーゼ:平たいリボン状のタリアテッレ
ボロネーゼにあわせるパスタの種類として最もポピュラーなのは、タリアテッレです。
タリアテッレは幅広の平たいリボン状のパスタ麺で、濃厚なパスタソースと相性がよいことで知られています。ボロネーゼの発祥地であるイタリア北部でよく用いられるパスタで、伝統的なレシピではタリアテッレが使用されます。
そのほか、フェットチーネ、ペンネ、リガトーニなども肉の風味が強いソースと絡みやすい形状のパスタです。
ミートソース:細長いスパゲティ
ミートソースは、スパゲッティとあわせることが一般的です。
スパゲッティとは直径1.4〜1.9mm前後のロングパスタのことで、軽いソースと相性がよい種類です。断面が楕円形のロングパスタ、リングイネとあわせることもあります。
ショートパスタが好みの場合は、フジッリもおすすめです。フジッリはらせん状に巻いた形状をしているため、水気の多いソースとも絡みやすく、ミートソースを余すことなく食べられます。
まとめ
ボロネーゼとミートソースは使用する材料は似ていますが、味わいは大きく異なります。
ボロネーゼはお肉の旨味を楽しむソースで、平打ち麺との相性が抜群です。
一方でミートソースは日本人好みにアレンジされており、甘めの味付けです。どちらも人気があるパスタですが、糖質が多いためダイエット向きとはいえません。
監修:武井香七(管理栄養士)
神奈川県平塚市に生まれ、祖母が80歳近くまで働いている姿に感銘を受け栄養士の道を目指す。現在は管理栄養士の資格を持ち、健康や日々の生活に対して正しいことを伝えられる。導ける存在になりたいと強く思いウェルネス事業をメインとした株式会社WellnessLeadの代表をしている。企業の新商品開発や一般向け栄養指導などの栄養士事業とエクソソーム等クリニックと連携した再生医療事業を軸にしている。