冬の寒さもいよいよ大詰め。2月はとても冷え込みますよね。街を歩くと、マスクをしている人もちらほら。風邪予防に気をつけて、冬の山場を乗り越えたいところです。
さて、2月といえばバレンタインデー。スーパーマーケットには、チョコレートがずらりと並んでいます。甘いお菓子に心も体も満たされるのは、とても素敵なこと。しかし、お菓子でお腹を満たしてしまうと栄養が偏り、肌荒れや体重増加の原因にもなってしまいます。この記事では、そんなお悩みも解決してくれる季節の野菜「ブロッコリー」の栄養素とレシピを紹介します。
2月の旬の野菜「ブロッコリー」
ブロッコリーは、季節問わずいつでもスーパーに並んでいるイメージですが、実は2月が旬のお野菜。食べごたえがあり彩りもよいので、肉料理の付け合わせやスープなど、さまざまな料理に取り入れやすいですよね。日頃なんとなく食べているブロッコリーですが、その栄養価は抜群!
茹でたブロッコリー100g当たりの栄養素(1日に必要な栄養素を100%として)
参考:文部科学省 食品成分データベース
まずはビタミン群 ・ビタミンB郡・ビタミンC・ビタミンE・βカロテン、次にミネラル群 ・カリウム・鉄分・カルシウム・マグネシウム・亜鉛がバランスよく含まれています。特にビタミンCはレモンの2倍の量!風邪予防にぴったりです。
そのほかにも、体によいたくさんの成分が含まれています。たとえば「グルコシノレート」は強い抗酸化作用を持ち、肝臓を強化する成分。「スルフォラファン」は殺菌効果、解毒酵素生成、胃病予防効果が期待できる成分です。
つまり、ブロッコリーは「抗酸化作用」が非常に高い野菜。美肌や健康に効果的といわれ、冬の王様野菜とも言われているのだそう。今回は旬の野菜を美味しくいただくための、材料3つでつくれる簡単レシピをご紹介します。
ブロッコリーと玉子の和風あんかけ
材料(一人分)
- 卵 1個
- ブロッコリー 1/2個
- パスタ用和風あんかけソース 1袋
つくりかた
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ブロッコリーを茹で、水気を切っておく。
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卵を割って溶き卵にし、多めの油でブロッコリーとともにフワッと炒める。
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和風あんかけソースをあたため、2の上からかける。
- 器に盛りつけて完成。
ポイント
冬野菜の王様・ブロッコリー。今回ご紹介したあんかけは、おかずの一品としてはもちろん、ごはんやパスタに乗せて食べても美味しいですよ。冷え込む季節の風邪対策にぴったりです。茹でるのが面倒なときは電子レンジで加熱したり、冷凍野菜を使ってもOK。茎の部分も栄養たっぷりなので、残ったらスープに入れるなど、余さずいただきましょう。
監修:星野春香、長沼里奈(管理栄養士)