賞味期限の長いパンおすすめ人気5選！ロングライフパンが日持ちする理由も解説

パンは、朝食やおやつとして多くの方から愛されている食品です。しかし、スーパーやコンビニで販売されているパンは賞味期限（消費期限）が概ね5日以内のものも多く、比較的日持ちしないことが難点です。

しかし、現在では賞味期限が長いパンでもおいしく食べられるロングライフパンが各メーカーから発売されています。ロングライフパンは通常の食事やおやつとしてはもちろん、非常時の備蓄用としても活用が可能です。

今回は、賞味期限の長いおすすめのパンを5つ、長持ちする理由とともに紹介します。本記事を読めば、自身にあった賞味期限の長いパンをスムーズに選べます。

ストックとして保存可能で、栄養価も高くおいしいパンを見つけましょう。

ロングライフパンはなぜ賞味期限が長い？

ロングライフパンは一般的なパンと比較して賞味期限が長い特長がありますが、理由は特別な製法と素材の工夫です。本記事では、なかでも「天然酵母のパネトーネ種」と「水分活性が低い」の2つの要因について詳しく解説します。

天然酵母のパネトーネ種を使用

ロングライフパンの賞味期限が長い要因の1つが、「パネトーネ種」と呼ばれる天然酵母が使用されている点です。パネトーネ種は主にイタリアの伝統的な菓子パンであるパネトーネやパンドーロなどで使われており、発酵力が非常に高い点が特徴です。

また、パネトーネ種により乳酸菌と酵母が共存する独自の発酵環境が生み出され、パンのpH値を低下させる効果を発揮します。pH値が低い環境ではカビや雑菌の繁殖が抑えられるため、パンの品質が長期間保持されます。

さらに、パネトーネ種による発酵は、風味のよさを生み出せる点も大きなメリットです。自然な酸味がほんのり加わり、深みのある味わいが生まれます。

風味のよさは、保存期間が長いパンでありながら焼きたてに近いおいしさを感じさせてくれる理由の一つです。

水分活性が低い

ロングライフパンの賞味期限が長い要因は、「水分活性」の低さです。水分活性とは、食品中の水分が微生物の活動に使用されやすい状態にあるかどうかを示す指標です。

水分活性が低いほど、カビや細菌が繁殖しにくくなります。ロングライフパンでは、製造工程で水分活性を抑える工夫を施している点が特徴です。

具体的には、生地の配合や焼成工程で水分を適度に調整し、パンの内側まで水分を飛ばします。上記の工夫により、しっとり感を保ちながらも微生物の生存が困難な環境を作り出しています。

また、包装にも工夫が施されており、密封性が高いパッケージが酸素や湿気を遮断して保存期間の延長に寄与しているのも工夫の一つです。水分活性の低下は単に保存性を高めるのみでなく、パンの風味や食感を損なわない範囲でおこなわれるため、消費者は安心しておいしく食べることができます。

賞味期限の長いパンが人気の理由

賞味期限の長いパンは、幅広い消費者層から支持を集めています。消費者から支持を集める要因は、利便性と安心感があるためです。

ここでは、「常温保存で日持ちする」と「非常時用に備蓄できる」の2つの理由について詳しく解説します。

常温保存で日持ちする

賞味期限の長いパンが人気を集める最大の理由は、常温保存が可能な点にあります。通常のパンは保存期間が短く、冷蔵や冷凍での管理が必要なケースも少なくありません。

一方、賞味期限の長いパンは特別な製法や包装で冷蔵庫に入れなくても品質を保てるため、手間を大幅に省けます。たとえば、家庭で冷蔵庫のスペースを節約したい場合や、買い物の頻度を減らしたい忙しい方にとって常温保存できる点は大きな魅力です。

また、旅行やキャンプなどのアウトドアシーンでも常温保存できるパンは重宝されます。とくに、近年はエコや持続可能性の観点から冷蔵庫の使用を控えたい声も高く、賞味期限の長いパンのニーズも増加しています。

さらに、消費者が気になる食品ロスの問題に貢献できる点も魅力です。通常のパンよりも長期間保存が可能であるため、急いで消費する必要がなく無駄を減らせます。

非常時用に備蓄できる

賞味期限の長いパンが人気のもう一つの理由は、非常時の備蓄品として活用できる点です。パンは栄養価が高くて食べやすい食品ですが、通常のパンでは賞味期限が短いため、非常時用の備蓄には向かないことが難点です。

長期間保存が可能なロングライフパンは数か月から1年以上の賞味期限があるものも多く、災害時の非常食として安心して備えられます。缶詰タイプや真空パックタイプのものもあり、簡単に開封してそのまま食べられるため、調理が難しい状況でも便利です。

さらに、パネトーネ種の使用や水分活性の工夫で風味が落ちにくく、非常時でもおいしく食べられる点も支持される理由です。最近では非常時のみでなくキャンプや長期旅行などのアウトドア活動、さらには高齢者施設や学校の備蓄品としても使用されています。

賞味期限が長いパンの選び方

賞味期限が長いパンは保存性や利便性が高いのみでなく、選び方で使い勝手や満足度が大きく変わります。ここでは「保存期間」「味」「包装の種類」のポイントに分けて、ロングライフパンを選ぶ際の基準を詳しく解説します。

保存期間

賞味期限が長いパンを選ぶ際、保存期間は最も重要なポイントの1つです。とくに、非常食や備蓄用として購入する場合は、どのくらいの期間保存できるかを確認しましょう。

一般的には数か月以上の長期保存が可能ですが、保存期間が長いほど製造方法や包装が特殊であるため、少し高価になる場合もあります。ただし、保存期間が長ければよいわけではなく、用途に応じて適切な期間を選ぶことが大切です。

たとえば、日常生活で非常用を兼ねて使用する場合は半年から1年程度のものが実用的です。一方で、長期保存を目的とする災害用備蓄では2年以上の賞味期限があると安心です。

パッケージに記載されている期限を必ずチェックし、必要な保存期間にあった商品を選びましょう。

味

ロングライフパンを選ぶうえで、味も大切な基準です。賞味期限が長いパンは保存性が重視される一方で、風味や食感が通常のパンに劣ると考える方もいるかもしれません。

しかし、最近のロングライフパンは製造技術の向上により、驚くほどおいしい仕上がりの商品が多くあります。商品を選ぶ際には、自身や家族が好む味や種類を重視しましょう。

甘い菓子パンタイプや食事パンタイプ、あるいは健康志向の全粒粉パンなど選択肢は豊富です。非常食として備える場合も、「非常時でもおいしく食べられるか」を基準に試食しておきましょう。

購入前に試食ができる商品もあるため、気になる場合は一度試してみると安心です。味にこだわれば、非常時のみでなく普段の食事にも取り入れやすくなり、賞味期限切れを防ぎやすくなります。

包装の種類

ロングライフパンは、包装の種類で保存性や利便性が大きく変わります。一般的には真空パック、缶詰、個包装の3種類が主流です。各包装の特徴を理解し、用途にあった包装を選びましょう。

真空パックは軽量で持ち運びがしやすく、家庭での備蓄やアウトドアに適しています。一方、缶詰タイプは衝撃に強く長期保存に向いていますが、少し重さがあるため持ち運びには不向きです。

また、個包装タイプは一つずつ取り出せるため、少量ずつ消費したい場合や家族全員で分けて食べる際に便利です。さらに、包装の密封性や酸素遮断性が保存期間に影響を与えるため、密閉されているものを選びましょう。

とくに備蓄用の場合、外装が劣化しにくい素材でできているかや破損しにくい設計かも確認してください。

賞味期限が長いパンおすすめ5選

長期保存が可能でおいしさも兼ね備えたパンは、非常食や日常のストックとして便利です。ここでは、賞味期限が長いおすすめのパンを5つ紹介します。

BASE BREAD

BASE BREADは1食2袋で1日に必要な栄養素の1/3がとれる完全栄養パンです。※16 チョコレートやシナモンなど合計で12種類の味が楽しめるため、栄養バランスをとりながらも飽きずに続けられます。

1食2袋で26種のビタミン＆ミネラル、約30gの主に植物由来のたんぱく質、穀物由来の食物繊維など体に必要な栄養素がバランスよく含まれています。また、糖質が約30%オフされており、糖質を気にする方にもおすすめです。※20

常温で保存できるロングライフパンであり、備蓄にも最適です。水分や酸素のコントロールをおこない、常温での長期保存を実現しています。忙しい日の朝食や軽食として、手軽に栄養補給ができる点が魅力です。

ロングライフブレッド

Pascoのロングライフブレッドシリーズは賞味期限が長く、忙しい毎日のストックや非常食、防災備蓄食として頼りになる長期保存パンです。発酵種の一種「パネトーネ種」の力で、しっとりやわらかく、おいしさが長持ちします。

ラインナップにはつぶあんぱんやクリームパン、ジャムパンなどがあり、多彩な種類が楽しめる点も特徴です。離れて暮らす家族への仕送りや非常時のストックにも適しています。

初回限定で特別価格のお試しセットや10％オフになるお得なまとめ買いセット、一度のお申し込みで定期的に商品をお届けする定期購入も用意されています。

コモのパン

コモのロングライフパンはイタリアの伝統的な自然酵母「パネトーネ種」を使用し、35日から180日の長期保存が可能です。デニッシュやクロワッサンなど豊富なラインナップが特徴で、非常食としてのみでなく日常の朝食やおやつとしても楽しめます。

また、パネトーネ種の使用により、しっとりとした食感と深い風味が長持ちします。公式オンラインショップではセット商品やセレクトセットなど多彩な商品があり、用途や好みにあわせて選べる点が特徴です。

山崎 テイスティロング

山崎製パンのテイスティロングシリーズは毎日の朝食から非常時の備えまで、さまざまなシーンで活躍するロングライフパンの詰めあわせです。14種類の異なるフレーバーが含まれており、好みが異なる家族でもみんなで楽しめます。

お子様から大人まで満足できるバラエティ豊かなラインナップで、飽きずに食べ続けられる点が魅力です。非常食としての備蓄はもちろん、忙しい朝の食事やおやつとしても重宝します。

楽天市場などのオンラインショップで購入可能で、手軽に入手できる点も嬉しいポイントです。

KOUBOのパン

KOUBOのロングライフパンは常温保存で最大90日の賞味期限があり、非常食にも最適な天然酵母のパンです。1日29万個売れた低糖質クロワッサンをはじめとした低糖質パンシリーズなど、種類豊富にラインナップされています。

公式通販サイトでは3,000円以上の購入で送料無料となり、手軽に注文できる点も魅力です。健康志向の方や非常食をお探しの方におすすめのパンです。

BASE BREADは低糖質の完全栄養パン

BASE BREADは、現代人の多忙なライフスタイルに適した低糖質の完全栄養パンです。※16※20 手軽に必要な栄養素を摂取できるため、健康志向の方々に高い評価を受けています。

ここでは、BASE BREADの特長について詳しく解説します。

必要な栄養素を摂取可能

BASE BREADは1食2袋で26種類のビタミンとミネラル、約30gのたんぱく質、そして食物繊維を含む「完全栄養パン」です。体に必要な栄養素を満遍なく含んでおり、忙しい日常でもBASE BREADで手軽に必要な栄養素を摂取できます。※16

とくに、たんぱく質は主に植物由来で、健康志向の方にも適しています。また、穀物由来の食物繊維が豊富に含まれているため、毎日のスッキリを助ける点も魅力です。

BASE BREADはバランスのとれた栄養補給をサポートし、健康的な食生活を実現します。

全粒粉使用で糖質オフ

BASE BREADは小麦全粒粉や大豆粉などの厳選素材を使用し、一般的な菓子パンと比較して糖質を約30%カットしている点が特徴です。※20 全粒粉は未精紛のため、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で糖質がゆっくり吸収される効果があります。

全粒粉使用など素材にこだわったパンであり、糖質制限をしている方やダイエット中の方でも安心して楽しめます。低糖質でありながら、しっとりとした食感とチョコレートやメープルなど幅広い風味を楽しめるため、満足感の高い一品です。※14※20

継続コースがお得

BASE BREADを継続的に使用する場合、「継続コース」を使うとお得に購入できます。継続コースは初回の商品価格が20%オフ、2回目以降も10%オフで購入可能です。※21

さらに、初回特典として15,000マイルがプレゼントされ、商品やノベルティと交換できます。また、継続コースでは毎月の注文が不要で、お届け日時の指定や変更も柔軟に対応可能です。

解約は1回目お届け以降、配送予定日の5日前まで手続き可能で、いつでも配達日の変更やキャンセルができるため、ライフスタイルにあわせて無理なく続けられます。継続コースを使用すれば、経済的にも続けやすいパンです。

賞味期限が長いパンに関するよくある質問

賞味期限が長いパン（ロングライフパン）は日常の備蓄や非常食として人気がありますが、「体に悪いのでは？」など疑問を抱く方も多いかもしれません。ここでは、よくある3つの質問に対して回答します。

ロングライフパンは体に悪い？

多くのロングライフパンは保存料に頼らずに製造されており、体に悪くありません。保存料を使わず長期間保存できる秘密は、天然酸母の活用や水分管理です。

たとえば、発酵種（パネトーネ種）を使用してpH値を低く保ち、菌の繁殖を抑えています。また、真空包装や缶詰といった密閉性の高い包装技術も使用されており、保存料なしで長期保存を実現している商品が多数あります。

もちろん、製品次第では一部食品添加物が使われている場合もあるため、購入時に成分表を確認しましょう。しかし、基本的には安心して食べられるものが多く、非常食としてのみでなく日常の食卓にも取り入れやすい商品が増えています。

スーパーでも購入できる？

賞味期限が長いパンは特定の専門店でしか買えないイメージがあるかもしれませんが、最近ではスーパーでも購入できる商品が増えています。たとえば、山崎製パンの「テイスティロング」シリーズやPascoの「ロングライフブレッド」などは身近な店舗で見かけられます。

ただし、店舗で取り扱いの有無やラインナップが異なるため、事前の確認がおすすめです。また、災害時用の備蓄を目的としている場合はオンラインショップを活用すると、まとめ買いや定期購入ができて便利です。

スーパーでは日常使いの分を、オンラインでは備蓄用をと使い分けるのも一つの方法です。

ローリングストックとは？

ローリングストックとは、非常時の備蓄を日常生活の中で消費しながら補充していく方法です。ローリングストックをおこなえば、賞味期限切れを防ぎ、いつでも新鮮な非常食を備えておけます。

賞味期限が長いロングライフパンは、ローリングストックに最適な食品です。たとえば、日常の朝食やおやつとしてロングライフパンを食べて消費した分のみ新しく購入すれば、非常時にも無駄なく備蓄を維持できます。

また、ロングライフパンは種類が豊富で飽きにくいため、普段の食事に取り入れやすいのもメリットです。ローリングストックの最大の利点は、非常食を「非常時のみのもの」にしない点です。

普段から消費しておけば、災害時にも慣れ親しんだ食品を食べられて精神的な安心感にもつながります。

まとめ

ロングライフパンは、長期保存が可能で非常食や日常のストックに最適な便利な食品です。長期保存が可能な秘密は、天然酵母の「パネトーネ種」や水分活性の低下技術、密閉性の高い包装にあります。

さらに、スーパーやオンラインで手軽に購入でき、健康に配慮した低糖質や栄養豊富なものもあります。BASE BREADやPasco、山崎製パンなど各ブランドが特長ある商品を展開しており、用途や好みにあわせた選び方が可能です。

また、ローリングストックと呼ばれる備蓄方法を活用すれば、非常時のみでなく普段の食事にも取り入れられ、食品ロスを防ぎながら安心感を得られます。長期保存とおいしさを両立したロングライフパンを、ぜひ生活に取り入れてみてください。

※商品の情報は公式サイトを参考にしています。