ダイエット成功の鍵として「カロリー管理」は広く知られています。 しかし、「自身に必要なカロリー目安がわからない」「計算が面倒で続かない」「制限しているのに痩せない」といった実践上の壁を感じる方も少なくありません。
ダイエットにおけるカロリー管理は、単に摂取量を減らすことではなく、自身の消費カロリーとバランスの正しい理解が重要です。
本記事では、ダイエットとカロリーの基本的な関係性、自身に必要なカロリー目安の計算方法、無理なく続ける実践のコツを解説します。
さらに、カロリー制限でも痩せない理由や健康的な管理の注意点もわかります。 正しい知識を身につけ、ダイエット成功への第一歩の参考にしてください。
【結論】ダイエットとカロリーの結論早見ボックス】
本記事の結論、ダイエット中のカロリーに関する疑問に先に回答します。
- Q1. ダイエット中の1日の摂取カロリー目安は?
⇒A. 自身の「1日の総消費カロリー」から、1日あたり500〜750kcal程度を引いた数値(アンダーカロリー)が目安です※1。ただし、基礎代謝量を下回らないよう注意が必要です。 - Q2. 自身の消費カロリーはどう計算する?
⇒A. 「基礎代謝量 × 身体活動レベル」で計算できます※2。たとえば、30代女性(基礎代謝約1,170kcal)で活動レベルが普通(1.75)の場合、消費カロリーは約2,050kcalです※2。 - Q3. 目安をすぐに知りたい。
⇒A. 活動レベルが「普通」の場合、成人女性は約2,000kcal前後、成人男性は約2,650kcal前後が消費カロリーの目安です※2。詳細は本文の「1日の消費カロリー目安表」で解説します。
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ダイエットとカロリーの基本関係

ダイエットを成功させるためには、カロリーとの関係の正しい理解が不可欠です。 カロリーがエネルギーの単位であることや、痩せる基本的な仕組みを知ることは、効果的な計画の第一歩です。
- カロリーとは
- 痩せる仕組み 摂取と消費
- 消費カロリーの内訳
- 1キロ痩せる必要なカロリー
ここでは、ダイエットとカロリーに関する次の基本的な知識を解説します。
カロリーとは
カロリーとは、エネルギーの量を表す単位です。 食事からエネルギーを摂取し、生命維持や日々の活動(運動、家事、仕事など)でエネルギーを消費して生きています。
食品のパッケージに記載されている「kcal(キロカロリー)」が、一般的に使われる単位です。ダイエットにおいて「カロリー」とは、主に食事から摂る「摂取カロリー」と、活動により使用される「消費カロリー」の2つを指します。
2つのバランスの管理がダイエットの基本です。
痩せる仕組み 摂取と消費
ダイエットで体重が減る仕組みは、摂取カロリーと消費カロリーのバランスで決まります。最も基本的な原則は、「摂取カロリー < 消費カロリー」の状態(アンダーカロリー)を作ることです※1。
摂取するエネルギーよりも消費するエネルギーが多ければ、不足分を補うために体内に蓄積された脂肪がエネルギーとして使用され、結果体重が減少します。
反対に「摂取カロリー > 消費カロリー」の状態が続くと、使い切れなかった余剰なエネルギーが脂肪として蓄積され、体重が増加します。
カロリー管理とは、エネルギー収支を意識的にコントロールし、アンダーカロリーの状態を目指すために必要な行動です。
消費カロリーの内訳
1日に消費される総カロリー(総エネルギー消費量)は、主に3つの要素で構成されています※2。
【消費カロリーの主な内訳】
- 基礎代謝(約60〜70%): 体温維持、呼吸、心臓の拍動など、何もしなくても消費される生命を維持するために最低限必要なエネルギー
- 身体活動量(約20〜30%): 運動のみならず、通勤、家事、仕事中の動作など、体を動かすこと全般で消費されるエネルギー
- 食事誘発性熱産生(約10%): 食事をした後、食べ物を消化・吸収する過程で消費されるエネルギー
最も割合が大きい基礎代謝は、筋肉量が多いほど高くなる傾向があります。 基礎代謝量が高いほど、エネルギーを消費しやすい「痩せやすい体」といえるでしょう。
1キロ痩せる必要なカロリー
体脂肪1kgを減らすためには、約7,200kcalのエネルギーを消費する必要があるとされています※3。これら数値を基準にすると、具体的なダイエット計画が立てやすくなります。
たとえば、1か月(30日)かけて体脂肪1kgを減らしたい場合、1日あたり「7,200kcal ÷ 30日 = 240kcal」のマイナス(アンダーカロリー)を作ればよい計算になります。
目安は、無理のない計画を立てるために役立ちます。ただし、1週間で1kg減らす(1日あたり約1,000kcal以上のマイナス)といった極端な計画は、健康を損なうリスクがあるため避けるべきです。
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1日の摂取カロリー目安 計算方法

ダイエットをはじめる際、自身にあった1日の摂取カロリーの目安を知ることは非常に重要です。 目安がわかれば、どのようにカロリーを調整すればよいか、具体的な目標設定が可能になります。
ここでは、摂取カロリーの目安を計算するための次のステップを解説します。
- 基礎代謝量の計算
- 【E-E-A-T強化】性別・年齢・活動レベル別 1日の消費カロリー目安表
- 1日の消費カロリー計算
- ダイエット目標カロリー設定
基礎代謝量の計算
カロリー設定の第一歩は、自身の「基礎代謝量」を知ることです。 基礎代謝量とは、生命維持に最低限必要なエネルギー量です。基礎代謝量は、年齢や性別、体重、身長に基づいて計算式(例:ハリス・ベネディクト計算式)を用いて算出できます。
また、厚生労働省が示す年代、性別ごとの「参照体重」における基礎代謝基準値から、目安もわかります。ただし、これらの計算値や平均値はあくまで目安であり、最も重要なのは次のステップで計算する「活動レベル」を含めた1日の総消費カロリーです。
参考として、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、日本人の基礎代謝量の(参照体重における)目安が次のとおり示されています※2。
| 男性(kcal/日) | 女性(kcal/日) | |
|---|---|---|
| 18~29歳 | 1,490 | 1,130 |
| 30~49歳 | 1,570 | 1,170 |
| 50~64歳 | 1,510 | 1,120 |
| 65~74歳 | 1,390 | 1,090 |
| 75歳以上 | 1,310 | 1,020 |
実際の基礎代謝量は、個人の筋肉量や体組成により変動するため、参考値として捉えましょう。
性別・年齢・活動レベル別 1日の消費カロリー目安表
基礎代謝量が把握できても、計算が難しいと感じる方も多いでしょう。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、基礎代謝量に「身体活動レベル」を掛け合わせた「推定エネルギー必要量(1日の消費カロリーの目安)」が、性別、年齢、活動レベル別に示されています※2。
これが、自身の「1日の総消費カロリー」の最も信頼できる目安となります。
【推定エネルギー必要量(kcal/日)】
- 身体活動レベル:
・レベルI(低い): 生活の大部分が座位で、静的な活動が中心
・レベルII(普通): 座位中心だが、通勤や家事、軽いスポーツなどを含む
・レベルIII(高い): 立ち仕事や、活発な運動習慣がある
<女性>
| 年齢 | レベルI(低い) | レベルII(普通) | レベルIII(高い) |
|---|---|---|---|
| 18~29歳 | 1,700 | 1,950 | 2,250 |
| 30~49歳 | 1,750 | 2,050 | 2,350 |
| 50~64歳 | 1,700 | 1,950 | 2,250 |
<男性>
| 年齢 | レベルI(低い) | レベルII(普通) | レベルIII(高い) |
|---|---|---|---|
| 18~29歳 | 2,250 | 2,600 | 3,000 |
| 30~49歳 | 2,350 | 2,750 | 3,150 |
| 50~64歳 | 2,250 | 2,650 | 3,000 |
ダイエット中は、表の数値から「減らしたいカロリー(アンダーカロリー分)」を引いた値が、1日の摂取カロリーの目標となります。
1日の消費カロリー計算
次に、基礎代謝量をもとに、1日の総消費カロリーを計算します。 1日の総消費カロリーは、「基礎代謝量 × 身体活動レベル」といった式で概算できます※2。
「身体活動レベル」とは、日常生活でどのくらい体を動かしているかを示す指標です。 一般的に次の3つのレベルに分けられます。
【身体活動レベルの目安】
- レベルI(低い): デスクワークが中心で、運動習慣がない場合
- レベルII(普通): 立ち仕事や、日常的に軽い運動(ウォーキングなど)の習慣がある場合
- レベルIII(高い): 活発な運動習慣がある、または肉体労働に従事している場合
自身の生活スタイルに最も近いレベルを選び、基礎代謝量と掛け合わせて、1日の総消費カロリーを算出してみましょう。
ダイエット目標カロリー設定
1日の総消費カロリーがわかったら、いよいよダイエット中の目標摂取カロリーを設定します。目標摂取カロリーは、「1日の消費カロリー − 減らしたいカロリー(アンダーカロリー分)」が基本です。
「減らしたいカロリー」は、1日の消費カロリーの10%〜20%程度(最大でも30%以下)が、無理なく継続できる範囲としておすすめです※1。
設定した目標摂取カロリーが、先に計算した「基礎代謝量」を下回らないようにしてください。 基礎代謝量を下回る極端なカロリー制限は、健康を損なうリスクや、痩せにくい体質を招く可能性があるため、避けるべきです。
まずは、自身の「1日の消費カロリー」を上回らないように意識する食生活からはじめましょう。
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カロリー管理 実践のコツ

自身に必要なカロリーの目安が理解できても、実際に管理を続けるのは難しいと感じるかもしれません。 しかし、いくつかのコツを押さえれば、カロリー管理は手軽になります。
ここでは、カロリー管理を実践し、継続するための具体的なコツを紹介します。
- 食事のカロリー把握
- カロリー計算アプリ活用
- カロリーの「質」も重要。PFCバランスとは
- 手軽な栄養管理なら「ベースフード」の活用も
- 低カロリー食品の選び方
これらの方法を取り入れて、無理なくダイエットを続けましょう。
食事のカロリー把握
カロリー管理の第一歩は、自身が普段摂取しているカロリー量を「知る」ことです。食品のパッケージ裏にある「栄養成分表示」のエネルギー(kcal)の欄を確認する習慣をつけるとよいでしょう。
コンビニエンスストアの食品や外食のメニューでも、商品棚やメニュー表、あるいは公式Webサイトにカロリーが表示されている場合が多くあります。 購入前や注文前に確認する癖をつけることがおすすめです。
自炊の場合は、使用する食材ごとの目安のカロリーを調べる必要がありますが、これも後述するアプリで簡単におこなえます。
カロリー計算アプリ活用
毎食のカロリーを手計算したり、ノートに記録したりするのは非常に手間がかかり、挫折の原因にもなります。手軽にカロリー計算がおこなえるスマートフォン用のカロリー管理アプリ(例:「あすけん」「カロミル」など)の活用がおすすめです。
アプリは、食べた食事内容を記録するのみで、摂取カロリーやPFCバランス(たんぱく質、脂質、炭水化物)などの栄養素を自動で計算し、グラフで可視化します。
面倒な計算から解放され、管理が格段に手軽になります。記録を続けることで、自身の食事の傾向(脂質が多い、野菜が少ないなど)や改善点が一目でわかるようになる点もメリットです。
カロリーの「質」も重要。PFCバランスとは
カロリー管理と同時に意識したいことは、食事の「栄養バランス」、とくに「PFCバランス」です。PFCとは、三大栄養素であるたんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の頭文字を取ったものです。
同じカロリーでも、PFCのバランスにより体に与える影響は異なります。
- たんぱく質(P): 1gあたり約4kcal。筋肉の構成要素となる
- 脂質(F): 1gあたり約9kcal。エネルギー源となるが、最もカロリーが高い
- 炭水化物(C): 1gあたり約4kcal。主要なエネルギー源となる
ダイエット中は、総カロリーを守りつつ、脂質を抑えめにし、筋肉を維持するためにたんぱく質を摂ることが推奨されます。厚生労働省は、健康維持のための目標量(エネルギー比率)を、たんぱく質13〜20%、脂質20〜30%、炭水化物50〜65%としています※2。
低カロリー食品の選び方
カロリー管理中でも、食事のボリューム感の維持は継続のために重要です。 同じボリューム感を得るなら、低カロリーな食品を賢く選ぶ工夫をしましょう。
【おすすめの低カロリー食材例】
- たんぱく質: 鶏むね肉(皮なし)、ささみ、白身魚、豆腐、納豆
- 野菜・そのほか: きのこ類、海藻類、こんにゃく、葉物野菜
これらの食材は、カロリーが低いのみならず、かさ増しにも役立ちます。また、調理方法の工夫も効果的です。 たとえば、食材を「揚げる」よりも「蒸す」「茹でる」「焼く」といった調理法を選べば、摂取カロリーを大幅に抑えられます。
こんにゃくやきのこ類を使用した「かさ増しレシピ」を取り入れ、ボリューム感を保ちながらカロリーダウンをおこないましょう。
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手軽に栄養バランスを整えるBASE FOOD(ベースフード)の商品ラインナップと特徴

ベースフードには、主食となるパンから、間食に適したクッキーまで、さまざまな商品ラインナップがあります。 それぞれの特徴を知ることで、自身のライフスタイルにあった商品を見つけやすくなります。
ここでは、主な商品ラインナップと特徴を紹介します。
- ベースブレッド
- ベース 焼きそば
- ベースラーメン
- ベースクッキー
各商品の詳細を解説します。
BASE BREAD (ベースブレッド)
ベースブレッドは、全粒粉をベースにした完全栄養食のパンで、しっとり・もちもちとした食感が特徴です※16。高たんぱく質(1袋あたり約13.5g)であり、食物繊維も豊富に含まれています。
フレーバーには、プレーン、チョコレート、メープル、シナモン、カレーなど、食事系から甘い系まで多様な種類があります。そのままでもおいしく食べられますが、軽くトーストしたり、野菜やたんぱく質(卵、鶏肉など)をサンドしたりするアレンジもおすすめです。
購入は、公式サイトの継続コース(割引あり)のほか、一部のコンビニエンスストアやドラッグストアでも可能です※21。
BASE YAKISOBA(ベース 焼きそば)
ベース 焼きそばは、お湯を注げば完成するカップ麵タイプの焼きそばです。1食あたりに必要な33種類の栄養素をバランスよく配合し、たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルを摂取できます※17。
麺には全粒粉や大豆、チアシードなどを使用し、噛みごたえのあるもちもち食感が特徴です。ソースはスパイシーながらも優しい味わいで、後味はスッキリしています。ダイエット中はもちろん、忙しい朝食やランチ、夜食にもおすすめです※23。
BASE RAMEN(ベースラーメン)
ベースラーメンは、罪悪感なく食べられるカップ麺タイプのラーメンです。たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなど33種類の栄養素がバランスよく含まれています。
麺は全粒粉や大豆などの自然由来の素材を使用しており、一般的なラーメンに比べて塩分が約30%オフされているのも嬉しいポイントです※23。ボリューム感がありながら、健康志向の方やダイエット中の方も罪悪感なく楽しめます※25。
BASE Cookies (ベースクッキー)
ベースクッキーは、ダイエット中に甘いものが食べたくなった時のおやつとしておすすめです。一般的なクッキーと比較して、たんぱく質や食物繊維が豊富で、糖質も抑えられています※20。
フレーバーには、ココア、アールグレイ、抹茶、ココナッツなど、風味豊かな種類があります。1袋あたりのカロリーや栄養素も明確で、計算がしやすいです。
また、噛みごたえのある食感に作られており、少量でもボリューム感を得やすい点も、ダイエット中の間食としてうれしいポイントです※14。
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カロリー制限でも痩せない理由

カロリー計算しても、なかなか体重が減らないと悩む方も少なくありません。 しかし、いくつかの原因が考えられます。ここでは、カロリー制限をしても痩せない主な理由として、次の4つの可能性を解説します。
- カロリー計算の間違い
- 基礎代謝の低下 停滞期
- PFCバランスの偏り
- 運動不足 消費カロリー減
自身の状況と照らしあわせて、原因を探してみる参考にしてください。
カロリー計算の間違い
痩せない原因として最も多いことは、摂取カロリーの「過小評価」です。 自身ではカロリーを抑えているつもりでも、実際には計算よりも多く摂取している可能性があります。
食事量を「目分量」で判断していると、誤差が出やすくなります。 とくに自炊の場合、調味料や調理に使う油のカロリーが見落とされがちです。 ドレッシングやマヨネーズなども、少量で高カロリーな場合があるため注意が必要です。
また、ジュースやアルコールなどの飲み物のカロリーを計算に入れていないケースもあります。カロリー管理アプリへの入力漏れや、外食時のカロリー見積もりが実際より低い可能性も考えられます。
一度、キッチンスケールで食材の重さを測るといった正確な把握を試みることがおすすめです。
基礎代謝の低下 停滞期
極端なカロリー制限(とくに基礎代謝量を下回るような制限)を長期間続けると、体がエネルギー不足の「飢餓状態」と判断するといわれています。
結果、体はエネルギー消費を節約するために「基礎代謝」を下げる可能性があります。 これが、ダイエットの「停滞期」を引き起こす主な原因の一つです。
停滞期は、体が新しい体重や食事量に適応しているサインでもあります。対策は、一時的に食事量(カロリー)を少し増やす日(チートデイ)を設けたり、運動内容や強度を変えて体に新しい刺激を与えたりする方法が考えられます。
焦らずに、体が適応するのを待つことも必要です。
PFCバランスの偏り
設定した総カロリーは守れていても、食事の「栄養バランス」が崩れていると痩せにくくなる場合があります。とくに重要なことは「PFCバランス」です。 PFCとは、三大栄養素であるたんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の頭文字を取ったものです。
たとえば、摂取量が少なくても、脂質(1gあたり9kcal)が多いと、総摂取カロリーは増えやすくなります。また、体づくりに必要なたんぱく質が不足すると、筋肉量が減少し、基礎代謝の低下につながる可能性があります。
カロリーの数値のみでなく、PFCバランスの意識も大切です。 カロリー管理アプリや、PFCバランスが整った「ベースフード」のような完全栄養食を活用するのも一つの方法です※15。
運動不足 消費カロリー減
食事制限(摂取カロリーを減らすこと)のみに頼り、運動(消費カロリーを増やすこと)が不足しているケースも、痩せにくくなる原因です。
ダイエットにおいて運動は、消費カロリーを増やすのみならず、基礎代謝を維持、向上させるためにも重要です。とくに、筋肉量を維持、向上させるためのトレーニング(無酸素運動)は、基礎代謝アップに役立ちます。
基礎代謝が上がれば、日常生活での消費カロリーが増え、痩せやすい体質につながります。あわせて、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を取り入れると、脂肪燃焼をさらに促進する効果が期待できます。
ジムに通わなくても、日常生活のなかで意識的に活動量(例:階段を使う、一駅分歩く)を増やすことからはじめるのもおすすめです。
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健康的なカロリー管理の注意点

カロリー管理はダイエットの基本ですが、やり方を間違えると健康を損ねたり、リバウンドしやすい体になったりするリスクもあります。
健康的にダイエットを成功させるために、次の3つの注意点を必ず守りましょう。
- 極端なカロリー制限のリスク
- 栄養バランスの重要性
- 無理なく継続する心構え
安全に目標を達成するために、これらのポイントを解説します。
極端なカロリー制限のリスク
早く痩せたい焦りから、基礎代謝量を大幅に下回るような極端なカロリー制限をおこなうことは非常に危険です。摂取カロリーが少なすぎると、体は生命維持に必要なエネルギーさえ確保できなくなり、栄養失調状態に陥る可能性があります。
結果、めまい、倦怠感、集中力の低下、肌荒れ、女性の場合は月経不順など、さまざまな体調不良を引き起こすことも懸念されるでしょう。また、エネルギー不足を補うために、体は脂肪のみならず筋肉も分解してエネルギー源に使用されます。
筋肉量が減少すると基礎代謝が落ち、エネルギーを消費しにくい、つまり「痩せにくくリバウンドしやすい体」になるリスクもあります。健康的なダイエットのためには、無理のない適切なカロリー設定が不可欠です。
栄養バランスの重要性
カロリーを抑えることばかりに集中すると、体に必要な栄養素が不足しがちです。 とくに、筋肉や体の組織を作る「たんぱく質」や、体の調子を整える「ビタミン」「ミネラル」が不足しないよう、細心の注意が必要です。
特定の食品のみを食べ続ける「単品ダイエット」(例:リンゴ、ゆで卵など)は、栄養が極端に偏るため、絶対におすすめできません。カロリー管理中でも、食事の基本は「バランス」です。
肉、魚、卵、大豆製品、野菜、海藻類、乳製品など、多様な食材を組み合わせて食べることが理想です。自炊での栄養管理が難しい場合や、忙しくて食事の準備ができない場合には、ベースフードのような完全栄養食を活用し、不足しがちな栄養素を補うのも一つの選択肢です※15。
無理なく継続する心構え
ダイエットは短期的なイベントではなく、健康的な食習慣を身につけるための「長期的な取り組み」です。 最も重要なのは、無理なく続けることです。
完璧を目指しすぎると、少しでも計画通りにいかない日があったときにストレスを感じ、挫折しやすくなります。 「完璧にできなくても、8割程度できていればよい」と考えるといった、柔軟な心構えが継続のコツです。
体重の数値は、日々の水分量や食事内容により変動します。 毎日の数値に一喜一憂せず、週単位や月単位での長期的な変化を見ましょう。友人との外食を楽しんだり、好みのものを食べたりする日を設けるなど、上手にストレスをコントロールするのも、ダイエットを長く続けるためには大切です。
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ダイエット カロリーに関するよくある質問

ダイエットやカロリー管理に関して、多くの方が抱く疑問に回答します。
- カロリーゼロ食品は太らない?
- 運動した日の摂取カロリーは?
- 理想的なPFCバランスは?
- カロリー管理はいつまで続ける?
- カロリー制限と運動はどちらが重要?
- 1食あたりのカロリー目安は?
これらの疑問を解消し、正しい知識でダイエットに取り組みましょう。
カロリーゼロ食品は太らない?
厳密にはゼロカロリーではない場合もあり、大量摂取は太る可能性があります。食品表示法では、飲料100mlあたり、または食品100gあたり5kcal未満であれば「カロリーゼロ」や「ノンカロリー」と表示できるます※4。
つまり、厳密にはゼロカロリーではない場合があるため、大量に摂取すればカロリーの蓄積につながる可能性はあります。また、カロリーゼロ食品の多くには、砂糖の代わりに人工甘味料が使用されています。
人工甘味料の体への影響については、食欲を増進させる可能性など、さまざまな見解がある点も理解するとよいでしょう。 適度な摂取を心がけることをおすすめします。
運動した日の摂取カロリーは?
理論上は消費した分を上乗せできますが、食べ過ぎに注意し、たんぱく質を意識的に摂取しましょう。運動して消費したカロリー分は、目標摂取カロリーに上乗せして摂取しても、理論上は「摂取カロリー < 消費カロリー」のアンダーカロリー状態を維持できます。
ただし、「運動したから」といった安心感から、想定した消費カロリー以上に食べ過ぎると、結果的にカロリーオーバーになる可能性があるため注意が必要です。
運動後はとくに、筋肉の修復や成長のために、たんぱく質を意識した食事を摂ることをおすすめします。 運動で消費したエネルギーを補う場合も、栄養バランスのよい食品を選ぶことが大切です。
理想的なPFCバランスは?
目的により異なりますが、ダイエット中は「高たんぱく質・中〜低脂質」が推奨されます。厚生労働省が「日本人の食事摂取基準」で示している、健康維持のための目標量(エネルギー比率)は、たんぱく質13〜20%、脂質20〜30%、炭水化物50〜65%です※2。
ダイエット(減量期)が目的の場合、筋肉量を維持するためにたんぱく質の比率を多め(体重1kgあたり1.5g〜2g目安、または総カロリーの20%以上)にし、脂質の比率を抑えめ(20%前後)に設定する考え方が一般的です。
自身の目的や体質、活動量にあわせて、バランスを調整しましょう。
カロリー管理はいつまで続けるの?
目標達成後も、リバウンドを防ぐために「意識」を継続し、健康的な食習慣を定着させることがゴールです。目標体重を達成した後も、リバウンドを防ぐためには、カロリー管理の「意識」を継続しましょう。
ダイエットを終えた(減量期を終えた)後は、「維持期」に入ります。 維持期では、体重が増えも減りもしない「摂取カロリー ≒ 消費カロリー」となるバランスを見つける必要があります。
最終的なゴールは、カロリー計算アプリに頼らなくても、自身の適正な食事量(カロリー)や栄養バランスを感覚的に把握し、健康的な食習慣として無理なく続けていくことです。
カロリー制限と運動はどちらが重要?
ダイエットの初期段階では「カロリー制限(食事)」の方が体重減少への影響は大きいですが、長期的には「運動」も同様に重要です。体重の増減は、第一に「摂取カロリーと消費カロリーの差」で決まります。
そのため、摂取カロリーを管理する食事制限は、最も直接的にアンダーカロリーを作り出す手段です。しかし、食事制限のみでは筋肉量も減少しやすく、基礎代謝が低下して「痩せにくくリバウンドしやすい体」になるリスクがあります。
運動(とくにトレーニング)は、筋肉量を維持、向上させて基礎代謝を高く保つために不可欠です。 健康的に痩せ、リバウンドを防ぐためには、カロリー管理と運動の両方を組み合わせることが最も効果的でしょう。
1食あたりのカロリー目安は?
1日の目標摂取カロリーを「3食均等」で割ることが基本ですが、ライフスタイルにあわせて調整しても問題ありません。たとえば、1日の目標摂取カロリーが1,800kcalの場合、1食あたり約600kcalが目安となります。
ただし、活動量が多い昼食のカロリーを多めに(例:700kcal)、活動量が減る夕食を少なめに(例:500kcal)設定するなど、1日の総カロリーが目標値に収まるよう、配分を調整しても構いません。
重要なのは1食ごとではなく、「1日の総摂取カロリー」が目標を超えない管理です。
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まとめ

本記事では、ダイエットにおけるカロリーの基本的な関係性、1日の摂取目安量の計算方法、カロリー管理を無理なく続ける実践のコツ、カロリー制限をしても痩せない場合の理由について解説しました。
ダイエット成功の鍵は、自身の基礎代謝や活動量に基づいた「摂取カロリー < 消費カロリー」の状態を正しく把握し、それを健康的に続けることです。
カロリー計算が面倒に感じるときや、栄養バランスが偏りがちなときは、カロリーと必要な栄養素が明確な「ベースフード」のような完全栄養食を活用するのも一つの方法です※15。
まずは自身の適正カロリーを知ることからはじめ、無理のない範囲で健康的な食習慣を身に付けましょう。
※ クーポンは予告なく終了する可能性がございます。現在継続コースを利用されていない方のみ(おひとり様一回限り)。クーポンコードが自動入力されていない場合は、ご自身で入力お願いいたします。
〈参考文献〉
※1 日本肥満学会|肥満症診療ガイドライン2022
※2 厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2025年版)
※3 日本大学文理学部体育学科|「スポーツと栄養」─コンディショニングと栄養摂取
※4 消費者庁|食品表示法に基づく栄養成分表示のためのガイドライン
監修:村瀬 由真(管理栄養士)
管理栄養士、大学卒業後、病院、給食委託会社に就職。糖尿病や摂食障害患者、ダイエットへの生活指導や、嚥下機能食品の開発などの幅広い業務に携わる。得意分野は、心も健康的な体づくりのための食生活を指導すること。現在は、よりダイエットの知識を深めるために、スポーツ栄養士の資格取得を目指して勉強中。


