ベースフードの成長を、ITで支えるエンジニアチーム。多種多様なキャリアの集まったメンバー4名に、現在の仕事内容やベースフードで働く楽しさ、今後の目標を聞きました。
煙草森 直也(たばこもり・なおや)
2020年1月入社。Webサイト(EC)の開発・運用、分析基盤関連の保守・運用、システム開発部の戦略などを主に担当している。前職ではエンターテインメント領域で活動。料理が好きで、ブログ『肉汁爆弾』で自作料理をアップしている。
浅 典子(あさ・のりこ)
2021年6月入社。ベースフードの「システムのなんでも屋さん」的な存在として、幅広いシステム関連業務に携わっている。前職までITコンサルタントとして活躍し、大企業向けのシステム構想・構築のコンサルティングなどを手がける。現在は夫婦そろってベースフードで勤務する。
高濱 隆輔(たかはま・りゅうすけ)
2021年10月入社。社内ではヘルスケア事業の新規事業企画・開発を担当するほか、システム開発部と協力しつつ社内システム全般の改善も行っている。もともとベースフードの大ファンで、「BASE FOOD の狂信者」と自称するほど。2020年には600食以上を完食。
嶽 雅也(だけ・まさや)
2022年3月入社。高濱とともに新規事業のヘルスケアアプリ開発をしつつ、社内システムの開発にも関わる。IoT分野や機械学習系(ディープラーニング、強化学習)周辺のスキルを伸ばすため、社会人大学院で勉強中。つい最近一児のパパとなった。
入社までのストーリー
――みなさんがベースフードに入社したきっかけを教えてください。
煙草森:
僕は2020年1月、ベースフードに入社しました。
僕の場合、前職が代表の橋本さんと同じDeNAだったんですよね。ゲーム開発のチームにいて、彼がプロデューサーで僕がエンジニアという立場のなか、半年間ほど一緒に仕事をしました。
彼が会社を辞めて、ベースフードを立ち上げた後も、僕はゲームエンジニアをしていました。エンタメ領域が好きで、ものづくりで人を楽しませたいという気持ちがあったんですが、次第にプロジェクトの規模が大きくなるにつれ、もっと主体的に働きたいなと思うようになったんです。
僕は料理ブログが趣味で、「完全栄養カレーを作ってみた」ってネタをブログに投稿したんです(笑)。それを見つけた橋本が、ちょうどエンジニアを探していて。「うちでやろうよ」と声をかけてきました。
当時、食に興味はあったものの仕事にする気はありませんでした。それでも、組織がまだ小さいなか、自分が貢献できることも多そうだと感じて入社しました。
煙草森 直也
浅:
私は2021年6月に入社しました。ちなみに夫も、ベースフードで働いています。
前職は…すごくたくさんあるんですよね(笑)。主な仕事はITコンサルタントで、ベースフードに入社する直前はフリーとして活動していました。
ちょうどプロジェクトが終わり、時間が空いていた時に、先にベースフードに入社していた夫から「IT周りの人材を探している」と誘われて。話を聞いてみたら私が役に立てることがあるかもと思って、入社を決めました。
高濱:
僕は2021年10月にベースフードへ入社しました。前職では、AI技術を活用したマッチングシステムを開発する会社に所属して、主にプロダクトマネージャーを担当していました。
実は僕、前職時代から大のBASE FOOD®ファンだったんです(笑)。まったく自炊もしていなかったんですが、BASE FOOD®を食べるようにしてからは、みるみるやせていきました。今では完全に、BASE FOOD®に依存した生活を送っています。
会社としても興味があって。たまたまベースフードの求人ページを眺めていたら、ちょうどエンジニア系の人材が募集されているのを見つけたので、話を聞いて入社を決めました。
嶽:
私は2022年3月にベースフードへ入社しました。前職ではスタートアップに所属して、エンジニア教育のサービスをてがけていました。転職活動中に、インターンシップ時代に交流があった、食品開発チームの島田さんに声をかけていただいたのが入社のきっかけです。
※島田さんについてはコチラ!
つくりたい製品を全力フルスイングでつくろう。ベースフードが食品開発チームを募集 | BASE FOOD MAGAZINE
今後の事業展開がすごかったこと、ビジョンに共感したことから、いくつかあった候補からベースフードを選びました。
入社して感じたプレッシャー、難しさ、大変さ、面白さ
――みなさんは普段、どのような仕事を担当しているんですか?
嶽:
私は高濱さんと一緒に、人々を新規事業のヘルスケアアプリ開発をしています。現在、日本政府は健康に生きるための運動・栄養・睡眠それぞれの基準・指針を公表しています。
ベースフードの考える「健康」第3回:栄養・運動・睡眠の「バランス」が健康の土台をつくる | BASE FOOD MAGAZINE
こうした要素を、うまく可視化できるアプリを考えているんですよね。
高濱:
新規事業は、僕と嶽さんと代表の橋本さんの3人で進めています。僕はプロダクトマネージャーとして、「何を作るのか」「どんな仕様にするか」「どう作るか」などを考え実行しています。僕も嶽さんも企画・実装・分析を幅広くやりますが、企画や分析に関しては主に僕が担当することが多いです。実装に関しては、嶽さんにリーダーシップを発揮してもらっています。
これが仕事の8〜9割で、ほかには社内全体のシステム周りの改善もいろいろ検討しています。僕はもともと大学で機械学習や人工知能を専攻していたので、そのあたりの知見を活かせるといいなと思っています。
――新しい事業が動きつつあるんですね。どんなアプリが完成するのかいまから楽しみです。
浅:
私の業務はいくつかあります。
ひとつはコーポレートエンジニアです。各種IT機器や工事の手配の手配、PCサポートやシステムの使い方に関する問い合わせ対応、セキュリティ対策など社内システム全般に対応しています。
もうひとつの仕事はQA(Quality Assurance=品質保証)エンジニアです。煙草森さんと協力しつつ、ベースフードのECサイトのシステムが変更されたときのテスト計画立案・実施管理などを行います。
開発スケジュール管理も、私が担当しています。ECサイトの企画立案、仕様、デザイン、検証、リリースといった各種スケジュールを調整・管理します。
浅 典子
――社内システムの「なんでも屋さん」みたいなポジションなんですね。
煙草森:
僕は社内で運用するシステム全般を見ています。主な業務はECサイトの運用改善ですね。さまざまなデータから、サブスクリプション(定期購買)を増やすための改善案をチームで話し合い、優先順位をつけて実行しています。
エンジニアチームは、もともと僕ひとりのチームでした。浅さんが入社してくれたことで、社内のことは彼女におまかせして、僕は事業側に専念しているという感じです。
――こうしてお聞きすると、皆さん業務内容はバラバラなんですね。
煙草森:
そうですね。実際の業務では高濱さんと嶽さん、浅さんと僕が協力していることが多いです。
――ベースフードに入社して、「これはベースフードならではの仕事だなあ」と感じたことはありますか?
高濱:
IT系企業では、まずお会いしない方と知り合えることですね。これがすごくおもしろいんです。最近は食品開発チームにソムリエ経験者の方が入社して、みんなでワイン講習会をしました(笑)。
お肉や麺類など、さまざまな専門家がいるので、すごく刺激になります。
嶽:
私は転職が多くて、ベースフードでスタートアップ4社目なんですね。これまではすでにあるサービスを、1から10、100とスケールさせる仕事が多かったです。ベースフードの新規事業は、完全にゼロイチで立ち上げるところからのスタートなので、そこは大きな違いですね。
「ここからは高濱さんと嶽さんで決めていいよ」と、想像以上に裁量が大きいので、やりがいがあります。
浅:
私はこれまで、コンサルティングとしてお客様に提案する立場が主でした。ベースフードに入社してからは、自分で業務をこなさないといけないので、やることがすごく多いです(笑)。頭も手も常に動かしている感じです。
その分、コンサルティング時代にはできなかった細かい領域にも手を加えられるのが楽しいですね。実際にやってみることで、学べることもたくさんあります。
煙草森:
ベースフードは、すごくビジネスがシンプルなんですよね。BASE BREAD®をはじめとする食品のおいしさや栄養成分を知ってもらい、いかに購買し続けてもらうかですから。その結果が、非常にシンプルな数字として反映されます。
お客様のからだに直接関係する商品を扱うというのは、エンタメを扱ってきた前職との大きな違いです。「システムトラブルで定期配達が遅れたらどうしよう」といった責任やプレッシャーを、日々感じています。
だからこそ、ご購入いただいたお客様の声を聞けると、やりがいを感じますね。ベースフードが人にも社会にも貢献しているという自信にもなります。
――エンジニアが煙草森さんひとりだった頃から、徐々に人数が増えチームになったことで、変わったことはありますか?
煙草森:
任せられる人が増えたというのは大きいです。特に今いるメンバーは、抽象度が高い課題をうまくかみくだいて、具体的な課題に落とし込んで自走できる人が多いなと思います。
重要なところは相談しながら進めていて、より多くの課題に効率的に取り組めている実感があります。
嶽:
エンジニアは変わった人というか、独特なコミュニケーションをする人が多い傾向にあります。職人気質の方が多く「自分はこうしたい!」という思いが強いというか。そういう意味で、ベースフードは職人気質も持ちつつもビジネス観点を持っている人が多い印象です。
特定のテーマに対しても、抽象度を上げた上で話し合うことができるので、すごく働きやすいなと感じます。
煙草森:
嶽さんがそう感じているのは、メンバーに対するリスペクトがあるからだと思います。「なぜこの人はこう話すんだろう」「この人の主張したいことはなんだろう」と、相手の話をちゃんと聞いて理解しようという姿勢が、みんな自然とできているんですよね。
――心強いチームですね。エンジニアチーム内で、仕事をするうえでのルールは決めているんですか?
煙草森:
明確なルールはないですね。ベースフード社内全体として、数値やデータで評価しようというスタンスが根付いていると思います。目標から逆算して、やるべきことを決めようとか。目標がブレていると打ち手がブレるので、まずは大上段で何を実現したいのか、というところをすり合わせます。そこが合意できていれば、それを実現するための手段は割とおまかせすることが多いですね。
社員の健康・人生を第一にした勤務制度
―― そういえば、今回リモートでインタビューに参加している嶽さんはつい最近お子さんが生まれたんですよね。おめでとうございます!
嶽:
ありがとうございます。今は3時間おきに起きて世話をしているので、なかなか大変です。
リモートワークのおかげで、妻と協力して育児ができます。
嶽 雅也
浅:
私も子供がふたりいて、それぞれ保育園と小学校なので毎日すごく手がかかっています(笑)。今小学校では、大きな行事に向けた準備作業が毎週あります。
先日、それがエンジニアチームの大事なスケジュールと重なってしまいましたが、チームメンバーは、「こっちは気にせず頑張って!」と家族の予定を優先させてくれました!
子供は突然病気になることもありますし、コロナ禍の影響で保育園が一時休園になってしまうこともあります。そんな時も、リモートワークで働けるのでかなり助かります。
あと、ベースフードに入って驚いたのが、土日や深夜のメンテナンスがないという点です。
――そうなんですか?
煙草森:
一般的に、コーポレートエンジニアは社員が働いていない時間に作業を終える意味で、休日は深夜にメンテナンスに対応するケースががありますよね。うちでは、基本的にしないことにしています。
浅:
前職でも、クライアント先のシステムチームが土日に出勤しているのを見ていました。それがないという点でも、ベースフードは社員の健康を大切にしているのを感じますね。
嶽:
ベースフードって、実はフルフレックスタイム制ではないんですよ。かならず「22時には業務を締める」という決まりがあります。
前職はフルフレックスタイム制で、1日8時間の勤務時間さえ守れば、何時に働いててもよかったんですよね。一見自由でいいと思いがちですが、その結果1日の生活リズムがめちゃくちゃになっちゃって…(笑)。
――「22時には必ず業務を終わらせる」という縛りが、生活リズムを守ってくれているんですね。
嶽:
そうですね。また、私は現在、社会人大学院に通っています。仕事と家庭、そして自分のやりたいことを両立できているのは、ベースフードの勤務体制のおかげです。
目的志向、とがった技術、ぜひ一緒に働きましょう
――これから、エンジニアチームとしてどんなことにチャレンジしていきたいですか?また、今後どんな人にエンジニアチームにはいってほしいですか?
煙草森:
ありがたいことに事業として利用者が増えていて、これまではその伸びに耐えられるようにすることで精一杯でした。最近は、ようやく仲間が増えてきて様々なチャレンジができるようになったと感じています。
なので、これからはエンジニアだからこそできる、大きなインパクトを出せることに注力していきたいです。
ヘルスケアアプリ等の新規事業だけでなく、AIを活用したより美味しい完全栄養の配合計算や倉庫の作業効率化、配送の最適化など。可能性はいたるところにあるかなと思います。
Amazonも、最初は書籍の販売からはじめ、商品を増やして事業を拡大していった先に、AWS(アマゾン ウェブ サービス)や配送倉庫のシステム化など、本業に取り巻くシステムまでを事業として成長させてきました。。僕たちも、各分野の専門家たちを集めてより仕事の生産性と効率を上げていくのが、次のステップだと思います。
そうやって、これまで10人で回していた仕事をより少数で回せる仕組みが作れてこそ、僕たちの仕事はさらに価値が増すと思うんですよね。
浅:
私たちはこれまで、セキュリティ面やサイトの使いやすさなど「今やらなければならない整備」に主な時間を費やしてきました。
今後、ベースフードは規模が大きくなるに従い、より多くのビジネスモデルが生まれると思います。
そんなときに、アイディアをシステムの力でスピーディに実現できるようにしたり、社内の横断的なチームに寄り添って目的達成を一緒に考えられたりする。それこそが、社内エンジニアチームの存在意義だと思います。
――ベースフードがどんどん大きくなるほどに、会社の動きを支える皆さんの動きが重要になってくるんですね。
高濱:
エンジニアチームの存在意義というのは、原始的なビジネスにテクノロジーを注入するという点にあると思っています。BASE BREAD®というのは、究極的には「パンを焼いて売る」というビジネスです。
ここに、完全栄養でおいしい製品を作る食品開発や、非常に効率的な配送を実現するサプライチェーンなどの技術が入ることで、いまの優位性が築けています。エンジニアもまた、ここにIT関連の技術を注入する余地がたくさんあると思うんです。僕と嶽さんで進めている新規事業も、まさにそのひとつです。
高濱 隆輔
そういう意味では、「新しい技術を活用したい!」ではなく、ベースフードの目標から何をやるべきか考えて行動と一緒に仕事をしたいですね。熱量高く行動できる人は大歓迎です!
嶽:
単純な「技術ファースト」ではない判断ができる人がいいですね。当然技術も大切ですが、「売上をあげるのにどうすればいいか」というトップダウン視点で手を動かせる人の方が、ベースフードでは活躍できると思います。
煙草森:
ベースフードは結構「目的思考」の人間が多くて、そこまで手段に固執しないんですよね。逆に言うと、既存の価値観を壊す意味でも「ベースフードのこの課題、この技術で解決できますよ!」と技術を提案できる人も大歓迎です。
正直、現状もレガシーなコードが残っている部分は存在していますが、積極的にモダンで効率的な仕組みにリプレイスする動きもありますしね。
高濱:
たしかに。すごくとがった技術を持つ人もいいですね。
嶽:
目的思考かつ、技術の深さや解決策を引き出せる人。問題解決に必要なプールを持っている人に来てほしいですね。
高濱:
なんか…僕たちすごく贅沢なこと言ってないですか?(笑)。
一同:笑
ベースフードでは、“主食をイノベーションし、健康をあたりまえに“を一緒に実現できるシステム開発の仲間を募集しています。ご興味のある方はこちらよりご応募ください。
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