ベースフードの考える「健康」第3回:栄養・運動・睡眠の「バランス」が健康の土台をつくる

みなさん、こんにちは。ベースフード株式会社、代表の橋本舜です。

BASE FOOD®を作るうえでの健康のスタンスを、全4回でお送りする『ベースフードの考える「健康」』。前回は、栄養と食材という、食事において非常に重要な2つの「基準」をご紹介しました。

第3回となる今回では、心身ともに健康であるために欠かせない3つの要素~栄養・睡眠・運動~について考えていきたいと思います。

ベースフードの製品は、栄養についても、おいしさや便利さとの「バランス」を常に大切にしてきました。予防の3要素である栄養・睡眠・運動もまた、それぞれが密接に関係し合っていて、バランスが大切です。

もくじ

栄養・睡眠・運動は関係し合っている

栄養、睡眠、運動。この3要素を聞くと多くの方々が、「そうだよね、どれも健康にとって大切だよね」と思うでしょう。これらの要素が、実際にどう関係し合っているのか。それぞれご紹介していきます。

①栄養と睡眠

朝食と睡眠には、深い関係性があります。第一に、朝食をとるという行為によって、食べ物を咀嚼し、飲み込んだ食べ物が胃腸に行くことで、内蔵が活動をはじめます。これにより、からだが寝ていた状態から覚醒状態に移るわけです。日中しっかり活動することで、夜ぐっすり寝るというメリハリのある生活バランスがつくられます。

朝食で炭水化物をとることで、午前中のエネルギーになるうえ日中の血糖値も安定します。また、朝食にたんぱく質を摂取することも重要です。たんぱく質の主原料であるアミノ酸のひとつ「トリプトファン」は、朝食べることで夜に睡眠を促す「メラトニン」というホルモンに変化します。

専門分野の違いによって、朝食はとるべき・抜くべきという議論が交わされています。しかし、ここまでに紹介した栄養と睡眠の関係も含めて総合的に判断すると、私たちは朝食をとったほうがいいと考えています。

②栄養と運動

食事による栄養供給がなければ、運動・スポーツで思うようなパフォーマンスは発揮できません。トレーニングをしても、身体機能の向上はできないでしょう。それどころか、人体への負担が増し、むしろからだを壊してしまいます。十分な栄養を摂ることで、はじめて運動による健康増進、パフォーマンス向上は実現できるのです。

筋トレ、ダイエットを通じてボディメイクに励む方も同様です。適切な運動とバランスのよい栄養の両方があって、健康を維持しながら理想のスタイルを手に入れることができます。

③運動と睡眠

「まったく身体を動かさなかったら、寝つきがなんだか悪かった」

こんな経験はありませんか?運動は快眠にも深く関わっています。日中活動的にからだを動かし、夜はゆっくり過ごす。メリハリのある生活習慣が、睡眠の質を高めてくれるのです。

政府も推奨する健康のための3要素

栄養・運動・睡眠の3要素は、政府も健康増進・病気予防で重要と捉えています。実際に、それぞれで指針や基準を作成し、定期的にアップデートをしているのです。

①栄養の指針「日本人の食事摂取基準」

これまでのコラムでも紹介している、おなじみの資料ですね。たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルといった項目別で、各栄養素をどれくらいの量摂取すべきかが、詳細に書かれています。エネルギー・栄養素欠乏症の予防、生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防を目的として作成されている資料です。

②運動の指針「健康づくりのための身体活動基準」

「健康づくりのための身体活動基準」は、年齢別(18歳未満、18~64歳、65歳以上)をベースに、日々どのような身体活動・運動を行うべきかがまとめられています。日々の活動量を増やすことで、生活習慣病や加齢に伴う生活機能低下の予防、病気や慢性痛の予防・改善、メンタルヘルスの一次予防など、生活の質を高めることにつながります。

③睡眠の指針(健康づくりのための睡眠指針)

より充実した睡眠について、わかりやすい情報を提供することを目的にまとめられた資料です。「良い睡眠で、からだもこころも健康に。」「適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。」といった12か条の指針が紹介され、それぞれの根拠が示されています。

3要素のバランスを整えることが、健康を目指す最初のステップ

毎朝同じ時間に起床して、カーテンを開けて日光を浴び、朝食をとったあとに出勤で歩く。仕事中はずっと座りっぱなしにならないよう、ときおりスタンディングで働いたり歩いたりする。食事は食べ過ぎに注意しつつ、腹八分目で全粒穀物や豆などを中心に栄養バランス良く食べる。そして、寝る前に睡眠ホルモンが働き、自然と眠くなってから寝ることで快眠できる。

栄養、運動、睡眠の3要素のバランスを意識して、このような生活を送ることで、無理せず健康でいられます。健康を実現するピラミッドがあるとしたら、3要素のバランスは、まさに土台とも言えるべき部分です。

いそがしい毎日で、毎日の食事の栄養バランスをととのえることは大変かもしれません。そんなときは、ぜひBASE FOOD®を頼ってください。

最終回となる第4回の記事のテーマは、健康をメンタルヘルスや寿命など、より広い観点で考えてみたいと思います。

橋本舜(はしもと しゅん)
ベースフード株式会社 代表取締役 1988年生まれ、大阪府出身。東京大学教養学部卒業後、株式会社DeNAに新卒入社。駐車場シェアリングや自動運転移動サービス等の立ち上げに従事。新規事業を担当し、社会課題と向き合う中、健康維持・病気予防の個人および社会における重要性を強く認識する。 2016年に「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに」をミッションとするベースフード株式会社を設立し 、完全栄養の「BASE PASTA®」を開発。その後、「BASE BREAD®」「BASE Cookies™」の販売も開始し、さらなる新商品の開発、国内での普及及び海外展開に尽力している。
ベースフードの考える「健康」
第1回:健康に必要な栄養ってなに?
第2回:食事にまつわる2つの基準
第3回:栄養・運動・睡眠の「バランス」が健康の土台を作る
第4回:食事から考える幸せな生き方
もくじ