中華料理やスイーツのレシピを見ていると、材料の中に「浮き粉」と書かれている場合があります。浮き粉は一見すると小麦粉のように見えますが、実は原材料や特徴に大きな違いがある食材です。
本記事では、浮き粉の特徴やおすすめ料理、浮き粉が手に入らないときの代用品まで詳しく解説します。最後においしく手軽に栄養補給できる商品も紹介するので、参考にしてください。
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浮き粉とは
浮き粉は中華料理の点心や和菓子の水まんじゅうなど、さまざまな料理に使用されます。浮き粉とは小麦粉に含まれるたんぱく質である〝グルテン〟を取り除き、残った〝デンプン〟を精製して作られます。
片栗粉のような性質のため、加熱することでプルプルとした食感を出すことができます。しかし、他の活用方法が分からず余らせてしまうかもしれないため、購入を躊躇する方もいると思います。
浮き粉の原材料や特徴を理解すれば、適切な活用方法も見え、さまざまな料理に活用できるかもしれません。ここでは、浮き粉の原材料と特徴を紹介します。
浮き粉の原材料
浮き粉の原材料は、小麦粉のデンプンです。小麦粉のたんぱく質であるグルテンを除いてから精製します。主に非発酵法と呼ばれる製法で作られており、最初に小麦粉に水を加えて機械でこねてから小麦粉からデンプンを洗い流し、分離したデンプンを乾燥させて精製します。
小麦粉から取り出したグルテンのほうは生麩(なまふ)として、焼いたものは焼き麩(やきふ)として使用されており、こちらは聞いたことがある方もいると思います。浮き粉の見た目は白い粉状で、デンプンの粉である片栗粉やコーンスターチなどに質感が似ていることも特徴です。
しかし、デンプンを取り出した元となる食品が異なるため、特徴には若干の違いがあります。なお、浮き粉は「じん粉」や「本浮き粉」、「貫雪粉(かんせつこ)」と呼ばれる場合もある食材です。
呼び方は違いますが、いずれも同じものを指します。
浮き粉の特徴
浮き粉の原料は小麦粉のデンプンですが、ほかのデンプンには見られない特徴があります。デンプンは加熱するとノリ状になります(糊化)が、小麦粉のデンプンは比較的均一な粘度を維持します。
また、グルテンがほとんど含まれていないため、加熱しても固まらないことも特徴です。とはいえ、そもそもの原料は小麦で、完全にグルテンを取り除いている訳ではないため、グルテンフリーではなく、小麦アレルギーの方は注意が必要です。
浮き粉には片栗粉のような質感があり、料理にプルプルとした食感を加えたり、ふんわりと仕上げたりできます。そのため、蒸し餃子の皮や和菓子の水まんじゅうなどに活用できます。
浮き粉の特徴を活かした料理については、のちほど詳しく紹介するので、参考にしてみてください。
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浮き粉とほかの粉類の違い
浮き粉は白い粉状の見た目で、小麦粉や片栗粉などほかの粉類と見分けがつきにくいです。しかし、ほかの粉類と比べるとさまざまな違いがあります。
ここでは、浮き粉がほかの粉類と比べてどのような違いがあるのか紹介します。小麦粉、片栗粉、コーンスターチ、米粉の4種類と比べてみましょう。
小麦粉
小麦粉と浮き粉はどちらも小麦を原料とする点は同じです。小麦粉にはたんぱく質成分のグルテンが含まれていますが、浮き粉はグルテンを除去し、残ったデンプンを精製したものであるため、グルテンはほとんど含まれていません。
グルテンは、生地に粘りやコシを与える働きがあるため、パンやうどんなどのもちもちとした食感を作り出します。それに対して、グルテンをほとんど含まない浮き粉を加えた生地は軽くてふんわりした仕上がりになります。
片栗粉
片栗粉も浮き粉も、デンプンである点は同じです。片栗粉はもともとカタクリと呼ばれるユリ科の植物を原料とし、そこから取れるデンプンのことを言います。
しかし現在はカタクリが減少してしまったこと、明治以降にジャガイモの生産が増えたことで、現在流通している片栗粉の原料はほとんどがジャガイモです。それに対して、浮き粉は小麦粉のデンプンです。
そのため、食感や風味、質感などには違いがあります。片栗粉は料理にとろみをつけたり、プルプルした食感を与えたりするのに適しています。
一方で、片栗粉は浮き粉よりも時間が経つと固まりやすかったり、焦げ付きやすかったりする点が特徴です。料理で使用する際には注意が必要です。
コーンスターチ
コーンスターチの原料は、とうもろこしのデンプンです。浮き粉の原料は小麦粉のデンプンなので、原料が異なります。いずれもグルテンをほとんど含まないため、生地に軽い食感を与える点は似ています。
コーンスターチの場合、加熱すると透明感が出ますが、半透明という程度です。また、水に溶いて加熱すればとろみをつけられるため、ゼリーやプリンの凝固剤やカスタードクリームのとろみづけとしても使用されます。
コーンスターチを使用した場合、原料の違いにより浮き粉と風味や香りは異なるものの、食感は似たようなものに仕上がります。
米粉
米粉は、お米を砕いて粉状にしたものです。米の種類や製法により呼び方が違い、「上新粉」「白玉粉」「もち粉」などがあります。
米粉も、グルテンが含まれていないのは浮き粉と同じです。米粉は、小麦粉より水分を吸収しやすい特徴もあり、パンやケーキ作りに使用すると、しっとりした仕上がりになります。
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浮き粉の特徴を活かした料理
浮き粉には加熱するとプルプルした食感になる特徴があり、さまざまな料理に活用できる可能性があります。浮き粉を使用すれば、ワンランク上のおいしさを目指せるでしょう。
具体的に、次のような料理に浮き粉を活用することができます。
- たこ焼き・明石焼き
- だし巻き卵
- 蒸し餃子
- ケーキ
- 和菓子
それぞれの料理の特徴や浮き粉の使用方法を簡単に紹介します。
たこ焼き・明石焼き
浮き粉の特徴を活かした料理には、たこ焼きや明石焼きが挙げられます。たこ焼きや明石焼きを作る際は、小麦粉や市販のたこ焼き粉を使うことが多いですが、浮き粉も活用できます。たこ焼きに浮き粉を使用する際には、たこ焼き粉に1~2割ほど浮き粉を加えましょう。
外はカリカリで、中がトロっとした仕上がりになります。また、浮き粉を加えることで、小麦粉のにおいが弱くなり、あっさりした味わいで出汁の風味を強く感じることができます。
明石焼きはたこ焼きに似た食べ物ですが、だし汁と一緒に食べる点が特徴です。明石焼きに浮き粉を使用する場合は、小麦粉と浮き粉を同量混ぜ合わせましょう。
熱を加えても固くならず、ふわふわした食感が楽しめます。
だし巻き卵
だし巻き卵は、よく溶いた卵に出汁を加えて焼いた卵料理です。ふわふわした食感で、口に入れた瞬間に出汁が染み出しておいしく食べられます。
だし巻き卵にも浮き粉を活用することができます。卵4個に対して、浮き粉大さじ1杯を使用します。卵を溶きほぐしたボールとは別の容器で水、だしの素、しょうゆ、塩、浮き粉を混ぜ合わせます。
その後、卵と調味料類を泡立てないように混ぜあわせてから、ザルでこしましょう。フライパンに卵を流し入れ、焼きます。
浮き粉を加えることで、いつもよりモチモチでふわふわの食感が楽しめます。
蒸し餃子
蒸し餃子は、せいろや鍋に餃子を並べ、お湯の蒸気で蒸して作る中華料理です。旨みが水分として流れにくく、具のおいしさやふっくらもちもちとした皮の食感が楽しめます。
蒸し餃子も浮き粉の特徴が活用できる料理です。浮き粉に少量の片栗粉を加えて餃子の生地を作り、具材を包んで蒸すことにより、半透明の透き通った綺麗な蒸し餃子が作れます。
包む具材は、エビのような見た目がきれいなものを選ぶと、仕上がりも美しくなります。浮き粉ならではの、プルプルした食感が楽しめるでしょう。
ケーキ
ケーキも浮き粉を活用できる料理です。一般的には生地を作る際に小麦粉(薄力粉)を使用するケースが多いでしょう。ケーキを作る際にも、浮き粉を使用すれば、小麦粉よりもふわふわの生地を作れます。
また、時間の経過によるパサつきを防いで、しっとりした状態を保つことができます。ロールケーキやスポンジケーキの生地を作る際に、小麦粉に浮き粉を10%ほど混ぜて使用します。
和菓子
和菓子も浮き粉の特徴を活かせる料理です。具体的には、水まんじゅうや、ういろうなどを作るときに活用できます。
浮き粉を生地に加えることにより、蒸し餃子の場合と同じように、半透明でプルプルした食感の和菓子が作れるでしょう。水まんじゅうの場合なら、小麦粉(薄力粉)と同量の浮き粉を入れると綺麗な透明の水まんじゅうに仕上がります。
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浮き粉がないときの代用品
浮き粉はスーパーでは販売されていないことがあり、通販や製菓材料店などでなければ手に入れられないことも多いと思います。もし、浮き粉が手に入らないときは、代わりになるものがいくつかあります。
浮き粉とまったく同じ食感や風味にはなりませんが、代用品として使用できるでしょう。具体的には、下記の食材です。
- 片栗粉
- コーンスターチ
- 米粉
- タピオカ粉
- くず粉
片栗粉の場合は、全量を浮き粉と置き換えられます。加熱すると透明感が出ますが、時間が経つと固まりやすいため、注意が必要です。片栗粉を使用した場合は、できたてを食べましょう。また、片栗粉は焼くと焦げやすいので、焼き菓子への使用はおすすめできません。
ほかの食材も浮き粉の代用品として使用できますが、風味や硬さなどが変わってしまう場合があります。少量ずつ加え、様子を見ながら調理しましょう。
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おいしく手軽に栄養補給できるBASE FOOD!
料理をよりおいしく仕上げるために役立つ浮き粉ですが、美味しいだけではなく、更に手軽に栄養補給できる食品なら、BASE FOODもおすすめです。BASE FOODはバランスのとれた完全栄養食で、糖質オフ、高たんぱく質、全粒粉使用などの特徴があり、健康をサポートします※15※20。
また、飽きずに続けられる豊富なラインナップも魅力です。ここでは、BASE FOODの特徴やおすすめポイントを詳しく紹介します。
バランスのとれた完全栄養食
BASE FOODはバランスのとれた完全栄養食です。BASE FOODには26種類ものビタミンやミネラルをはじめ、たんぱく質や食物繊維などが豊富に含まれ、1日に必要な栄養を補えるでしょう。※15
忙しかったり、ダイエット中だったりすると栄養バランスが崩れる心配があるかもしれません。また、自身の足りていない栄養素を把握できていない場合もあると思います。
BASE FOODなら、不足している栄養素を考えなくても、体に必要な栄養をまんべんなく摂ることも可能です。パンやクッキータイプのBASE FOODなら、袋を開けるのみで食べられますし、パスタタイプも茹で時間が短いです。
忙しい朝や、料理をする時間がない夜なども手軽に栄養が摂れるでしょう。
糖質オフ・高たんぱく質・全粒粉使用で健康をサポート
BASE FOODには、糖質オフや高たんぱく質、全粒粉使用などの特徴もあります。たとえば、パンタイプのBASE BREADの糖質は1袋30g以下で、通常のパンに比べて低いです。※20
糖質を抑えることにより、効果的なダイエットに繋がります。※14 また、BASE BREADのたんぱく質は1袋13.5gと高たんぱくで、糖質制限中に起こりやすい筋肉量の減少を抑えるために役立ちます。
さらに、BASE FOODは小麦粉の代わりに全粒粉を使用しています。全粒粉にはビタミンをはじめとする栄養が豊富です。また、全粒粉には食物繊維が豊富に含まれていることも特徴です。食物繊維をとると満腹感が得られやすく、食べすぎを防げます。
飽きずに続けられるラインアップ
BASE FOODは、さまざまな種類の商品があります。具体的には、次の3種類が用意されています。
- BASE BREAD(パンタイプ)
- BASE PASTA(パスタタイプ)
- BASE Cookies(クッキータイプ)
ラインナップが豊富なため、飽きずに続けやすいこともメリットです。BASE FOODのそれぞれの種類について詳しく解説します。
BASE BREAD
BASE BREADは、パンタイプのBASE FOODです。BASE FOODの中でも、もっとも種類が多いです。
BASE FOODは食事パンタイプと菓子パンタイプにわかれます。食事パンタイプはそのまま食べるより、バターを付けたり、お好みの食材をのせたりしてアレンジしながら食べることがおすすめです。
菓子パンタイプは食事のときのみでなく、間食としてもおすすめできます。袋を開ければすぐに食べられるため、忙しい朝や仕事でゆっくり食事する時間がないときにも便利です。
BASE PASTA
BASE PASTAは、パスタタイプのBASE FOODです。BASE PASTAにも次の2種類の麺が用意されています。
- アジアン:和風や焼きそばなどにアレンジしやすい細麺
- フェットチーネ:濃厚ソースによくあう平打ち麺
いずれの麺も1食分ずつ包装されており、お好みのソースを準備して食べられます。茹で時間は、生麵のためアジアンは約1分、フェットチーネは約2分と短時間です。
また、容器に熱湯を入れてアジアンは500Wで2分、フェットチーネは5分加熱するのみで食べられます。ソースの用意が面倒な方には、ボロネーゼと台湾焼きそばのソースがセットになった特製ソース4食セットも用意されています。
オリーブオイルやごま油、めんつゆなどを麺に混ぜてもおいしく食べられるでしょう。麺類は糖質が気になることから、控えている方もいるでしょう。
BASE Cookies
BASE Cookiesは、クッキータイプのBASE FOODです。全粒粉の香ばしい生地にココアやアーモンドなどが混ぜ込まれています。
BASE Cookiesは、クッキータイプですが、ほかのBASE FOODと同じく完全栄養食です。※15※18 そのため、26種類のビタミンやミネラル、たんぱく質や食物繊維など、体に必要な栄養素を手軽に摂れます。
また、カラフルでおしゃれな小袋に包装されているため、職場や外出先に持ち運びやすいのも魅力です。
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まとめ
浮き粉は小麦粉からデンプンのみを取り出して精製したもので、加熱すると透明感が出る、生地をふんわりした仕上がりにできるという特徴があります。
浮き粉は蒸し餃子やたこ焼き、明石焼きをはじめ、だし巻き卵やケーキ、和菓子など幅広く活用できます。もし、浮き粉がない場合でも、片栗粉やコーンスターチ、米粉やタピオカ粉などで代用することも可能です。
浮き粉を使用した料理はおいしいですが、さらに健康も考え、手軽に栄養補給できる商品を探している方は、完全栄養食のBASE FOODもおすすめですので、ぜひ試してください。※15