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プロテインは腎臓に悪い?適切なタンパク質摂取量や過剰摂取による悪影響を解説

プロテインは、一般的にタンパク質の摂取を目的とした栄養補助食品を指します。体を鍛えたい方や、美容意識の高い方などを中心に利用されている食品です。

筋肉や美容に有益とされているプロテインですが、腎臓に悪いとの声も聞かれます。プロテインは本当に、腎臓へ悪影響をもたらす食品なのでしょうか。

本記事では、プロテインが腎臓に与える影響について解説します。あわせて、プロテインを利用する際の注意点も紹介します。

プロテインを日常的に摂取している方は、健康的に利用し続けるための参考にしてください。

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もくじ

プロテインは腎臓に悪い?

そもそもプロテインとは「タンパク質」を表す言葉です。しかし一般的には、タンパク質補給に役立つサプリメント、とくに液体に溶かして飲む粉末状の食品を指して使われます。

タンパク質は筋肉、肌、髪、内臓など体を構成する栄養素です。またエネルギー源として利用されることもあります。

そのため健康維持や筋肉の増強を目的に、プロテインを摂取する方は少なくありません。プロテインは健康へのメリットがある一方、過剰摂取すると腎臓に悪影響をもたらす可能性があるとされています。

ここからは、プロテインが腎臓に与える影響について解説します。

タンパク質と腎臓の関係

腎臓は、タンパク質から生成される老廃物を排出する器官です。食品から摂取されたタンパク質は、体内でアミノ酸に分解されて、体組織やエネルギーに使われます。

アミノ酸がエネルギーへ変換される際、老廃物である「アンモニア」が作られます。アンモニアは、脳へ悪影響を及ぼすおそれがある有害物質です。

そのため肝臓で毒性が低い「尿素」に作り替えられます。尿素は血液により腎臓に届けられ、腎臓にある毛細血管で濾過され、尿とともに排出されます。

たんぱく質の老廃物を処理するために、腎臓は不可欠な器官といえるでしょう。

プロテインの「過剰摂取」が腎臓に与える影響

プロテインの過剰摂取は、腎機能の低下につながる可能性があります。プロテインを大量に摂ると体内のアミノ酸が増え、多くの尿素を排出する必要に迫られます。

腎臓に過度の負担がかかるため、次第に腎機能が低下するでしょう。腎臓の濾過機能が正常に働かなくなると血液中に尿素がたまり、尿毒症が起こります。

尿毒症になるとまず疲労感を覚え、食欲低下や吐き気、頭痛の症状が現れるでしょう。腎機能が低下すると尿の排出が困難になるため、体内に水分がたまり、むくみや呼吸困難などの症状が起こります。

また腎臓は老廃物の排出以外にも、血液を作る働きや、体内のミネラルバランスを調整する働きにも関係しています。したがって、貧血やミネラルバランスの乱れによる不整脈の症状も見られるでしょう。

ただし短期的にプロテインを摂り過ぎた程度では、腎機能の低下や尿毒症が起こることはまずありません。長期間にわたりプロテインを過剰摂取すると、腎臓を悪くするおそれがあることを理解しておいてください。

腎臓が悪くなるとどうなる?

腎臓が悪くなっても初期段階では自覚症状がなく、検査により発覚するケースが多々あります。腎機能が低下したときに悪化する血液検査の数値は「尿素窒素」と「クレアチニン」です。

尿素窒素は、血液中の尿素に含まれる窒素量を表した値です。腎機能が低下すると血液中に尿素がたまるため、尿素窒素は増加します。

クレアチニンとは筋肉で作られる老廃物であり、本来は腎臓で処理されて排出されるものです。クレアチニンが増加していれば、腎機能の低下により老廃物の排出が困難になっていることがわかります。

尿酸、ナトリウム、カリウムなどの数値が悪化している場合も、腎機能の低下が疑われるでしょう。また造血作用への影響により、ヘモグロビンの値が減少することもあります。

尿検査で「尿蛋白」と「微量アルブミン」が増加している場合も、腎機能が低下しているおそれがあります。通常、たんぱく質やアルブミンは尿中に排出されません。

腎臓の濾過機能が低下しているため、尿中にたんぱく質やアルブミンが混入していると考えられます。さらに水分の排出やミネラルバランスの調整が困難になることから、むくみの症状も現れるでしょう。

上記の症状は徐々に進行し、腎不全の状態になります。腎不全が悪化すると、腎臓への負担を軽減するためにたんぱく質の摂取量を制限しなければなりません。

さらに腎不全が進行した場合、人工透析が必要になります。

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プロテインの過剰摂取が腎機能以外にもたらす影響

プロテインを摂り過ぎたときに悪影響が及ぶ範囲は、腎臓に限られません。ここからは、プロテインの過剰摂取により生じる可能性がある腎機能以外の影響について解説します。

体重が増加する

プロテインを摂りすぎると、体重が増える可能性があります。ただしプロテインの摂取による体重増加には、二つの理由が考えられます。

一つは、筋肉が増えたことによる体重の増加です。タンパク質は筋肉を構成する成分であるため、適切なトレーニングとプロテインの摂取を組み合わせると筋肉量は増加します。

筋肉量が増えると基礎代謝が高まり、痩せやすくなります。体を引き締める効果が期待できることから、筋肉による体重増加は心配する必要はありません。

体重が増えるもう一つの理由は、体脂肪です。プロテインの飲み方によっては、体脂肪が増加することがあります

消費カロリーよりも摂取カロリーが多ければ、体脂肪は増えます。プロテインもエネルギーを含むため、運動せずに普段の食事にプラスしてプロテインを利用すれば、摂取カロリーは増えるでしょう。

さらにプロテインを牛乳や豆乳に溶かして利用していると、摂取カロリーは一層高まります。プロテインで体脂肪を増やしたくない場合は、飲み方に気を付けてください。

肝臓や腸内環境にも影響を及ぼす

プロテインの過剰摂取は、肝臓や腸にも影響を与えるでしょう。プロテインを摂ると、アミノ酸からアンモニアが作られて、肝臓で尿素に変わります。

そのためプロテインを摂り過ぎると、大量のアンモニアを処理する必要に迫られて、肝臓に負荷がかかります。肝臓への負担が増えると肝機能の数値が悪化し、脂肪肝や肝炎のリスクが高まる点に注意が必要です。

またプロテインを過剰摂取した場合、消化しきれなかったタンパク質がそのまま腸へ送られることがあります。タンパク質は悪玉菌により有害物質に分解されるため、腸内環境が悪化して下痢や便秘が起こります。

過剰なタンパク質摂取は腎臓のみならず、肝臓や腸にも負荷をかけるおそれがあることを覚えておきましょう。

尿路結石の原因となる

プロテインの種類によっては尿酸値が高くなり、尿路結石のリスクが高まります。尿路結石とは、尿路に結石が形成され、激しい痛みや血尿が現れる疾患です。

結石ができる原因のひとつは、尿に含まれる「尿酸」の増加とされています。尿酸は「プリン体」が分解されてできる物質です。

プリン体が豊富なレバーや魚介類などの食品を多く食べると尿酸値が高まり、尿酸が結晶化して結石が形成されます。実は、ソイプロテインの原料である大豆はプリン体が多い食品です。

そのためソイプロテインを摂り過ぎると、尿路結石になる可能性が高まるでしょう。

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タンパク質の摂取推奨量と実際の摂取量

プロテインによるタンパク質の過剰摂取は、腎臓や肝臓などの臓器にダメージを与えるのみならず、肥満や疾患のリスクも高めます。タンパク質を摂り過ぎてしまう原因は、摂取すべき量と実際に摂取できている量を把握できていないことにあるかもしれません。

そこで、タンパク質の摂取推奨量と、日本人が実際に摂取しているたんぱく質の量を紹介します。

1日あたりのタンパク質の摂取推奨量

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、タンパク質の1日当たりの摂取推奨量は18歳以上の男性で60〜65g、女性で50gです※1。食事摂取基準では、一部の栄養素に耐容上限量が規定されています。

耐容上限量とは、健康に悪影響を与えないとされる習慣的な摂取量の上限値のことです。実は、タンパク質の耐容上限量は定められていません。

さまざまな研究データはあるものの、タンパク質の耐容上限量を定める根拠には不十分と判断されたためです。しかし、タンパク質の過剰摂取による腎臓への影響は考慮する必要があるとしています。

タンパク質の耐容上限量は設定されていませんが、摂取推奨量を目安にして摂り過ぎないように注意しましょう。

1日あたりのタンパク質の平均摂取量

令和元年に実施された「国民健康・栄養調査」による日本人の1日当たりのタンパク質摂取量の平均値は、20歳以上の男性で78.8g、女性で66.4gであると判明しています※2。食事摂取基準による摂取推奨量と比較すると、日本人は十分にタンパク質を摂取していることがわかります。

食事から十分なタンパク質を摂取できているにもかかわらず、プロテインを利用している方も少なからずいるでしょう。タンパク質を過度に摂取する生活を長期間続けていると、健康を害するリスクが高まるため注意が必要です。

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プロテイン商品を利用する際は過剰摂取に注意

プロテインはタンパク質を手軽に補える便利な食品ですが、過剰摂取すると健康を損なう可能性があります。推奨量以上のタンパク質を食事のみでまかなえている方は、少なくありません。

タンパク質を十分に摂れていても、筋肉の増強やダイエット、美容のためにプロテインを摂取したい方は利用方法に注意しましょう。まずは食生活を振り返り、自身が実際に摂取しているタンパク質量を把握してください

プロテインに含まれるタンパク質量も参照し、摂り過ぎないように注意してプロテインを利用しましょう。なお、病院ですでに腎機能の低下を指摘されている方がプロテインの摂取を希望する場合は、利用前に必ず医師に相談してください。

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健康的なタンパク質の摂取をサポートする完全栄養食BASE FOOD

プロテインは健康に有益な食品ですが、適切に摂取しなければ体へ悪影響を与えるおそれがあります。プロテインに頼らずにタンパク質を補いたい方は、BASE FOODを試してみましょう。

BASE FOODは栄養補給に配慮された「完全栄養食」です。※15 食事の主食や間食をBASE FOODに置き換えれば、健康的にタンパク質を摂取できるでしょう。

ここからは、BASE FOODの特徴を紹介します。

糖質オフで体重管理に役立つ

BASE FOODはタンパク質を豊富に含みながら、糖質の量が抑えられています。※20 BASE FOODの主な商品は、一般的に糖質が多いとされるパンやパスタ、クッキーです。

しかしBASE FOODは、小麦全粒粉や大豆粉を原材料に利用して糖質オフをかなえています。※20 小麦全粒粉とは、小麦を丸ごと粉末にしたものです。

食物繊維やミネラルが豊富な表皮や胚芽まで含むことから、全粒粉の糖質は小麦粉よりも控えめです。さらに大豆粉は主成分がタンパク質であり、糖質はわずかしか含まれません。

糖質が控えめなBASE FOODは、健康管理のために食に気を遣っている方も安心して利用できるでしょう。※20

26種のビタミン・ミネラルが摂れる

BASE FOODを食べると、ビタミンとミネラルを簡単に摂取できます。ビタミンやミネラルは、体の機能調整に重要な役割を果たす、健康維持に必須の栄養素です。※15

しかしすべてのビタミンとミネラルを食事で補うためには、栄養素の量やバランスを考えながら料理を用意しなければなりません。毎日の食事で十分なビタミンとミネラルを補うことは、日々忙しく過ごす方にはむずかしい問題でしょう。

ビタミンとミネラルを手軽に摂取するなら、BASE FOODがおすすめです。BASE FOODには、体に必要なビタミンとミネラル26種類がすべて含まれています。

特別な調理は必要なく、袋を開けるとすぐに食べられる商品もラインアップされています。BASE FOODは、毎日忙しくてもきちんと栄養を摂取して体を整えたい方の、欲張りな願いを叶える商品です。

さまざまなシーンで活躍する豊富なラインアップ

BASE FOODの魅力のひとつは、飽きのこないバラエティ豊かな商品ラインアップです。BASE FOODの商品はパン、パスタ、クッキーの3種類に分けられます。

それぞれ個性的なフレーバーがそろっており、生活のあらゆるシーンで活躍するでしょう。ここからは、BASE FOODの各商品について詳しく紹介します。

BASE BREAD

BASE BREADには食事に合うパンから甘い菓子パンまでさまざまな商品があります。すべての商品の原材料に大豆粉が使われており、タンパク質を豊富に含むこともBASE BREADの特長です。

普段の食事でタンパク質が足りないと感じたときに、主食や間食をBASE BREADに置き換えると、不足分を簡単に補えるでしょう。また一般的なパンは糖質が多く、太りそうで食べたくても食べられないと感じる方は少なくありません。

しかしBASE BREADは糖質をカットしているため、ダイエットや糖質制限中の方にもおすすめです。※20 食事に合うパンから甘い菓子パンまでそろっており、朝食やランチ、仕事や勉強の合間の間食など生活のさまざまなシーンに寄り添います。

BASE BREADを活用して、手軽にタンパク質を補いましょう。

BASE PASTA

BASE PASTAは、タンパク質をはじめとした食物繊維やビタミンなどの栄養素を豊富に含むことも、BASE PASTAの魅力です。通常は、パスタ1品のみ食べていると糖質や脂質の摂取が多くなり、栄養が偏ってしまいます。

しかしBASE PASTAにはさまざまな栄養素が含まれているため、自然と栄養バランスが整います。手軽に栄養価の高い食事を摂りたい方は、BASE PASTAを食べてみましょう。

BASE Cookies

BASE Cookiesには、豊かな風味を楽しめるクッキーがあります。市販のクッキーは砂糖やバターが使われているため、糖質や脂質の取り過ぎが気になるでしょう。

しかしBASE Cookiesは、主原料に小麦全粒粉を使うことで糖質をカットしています。※20 脂質も控えめでありながら、積極的に摂取したいたんぱく質や食物繊維などの栄養素は十分に含まれています。

豊富なフレーバーが用意されており、飽きることなく毎日おいしく継続できるでしょう。賢く間食を摂るなら、BASE Cookiesがおすすめです。

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まとめ

プロテインを過剰摂取すると、タンパク質の老廃物を処理する腎臓や肝臓に悪影響を与えるおそれがあります。また体重の増加や腸内環境の悪化、尿路結石などのリスクも高まるでしょう。

ただし、短期的であれば、問題ないため、あまり神経質になる必要もないですよ。健康的にタンパク質を摂取するなら、完全栄養食のBASE FOODがおすすめです。※15

BASE FOODにはタンパク質のみならず、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。糖質が控えめであるため、健康に気を遣う方も安心して食べられます。※20

BASE FOODにはさまざまな商品がそろっており、生活のあらゆる場面で活躍するでしょう。栄養をバランスよく摂取して健康な体を作りたい方は、BASE FOODを選択肢に加えてみてください。

<参考文献>
※1 厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2020年版)|たんぱく質
※2 厚生労働省 | 令和元年国民健康・栄養調査報告|第1部栄養素等摂取状況調査の結果

監修:亀崎智子(管理栄養士)

大学の管理栄養士養成過程を卒業後、食品製造会社の製造現場や商品企画、某コンビニの新商品開発に携わる。妊娠を機に退職後、「かめごはんの料理教室」を主宰し、主に無添加ふりかけ講座やファスティングの講座を開催し、食べ方と出し方についてお伝えしている。現在は、満月の日に仕込むふりかけと即席スープの素も製造販売。加えて、根本原因にアプローチする揉まない整体をするセラピストとしても活動中。

※13 BASE BREAD1食2袋あたり
※14 BASE BREADに置き換えることによるカロリーセーブに加え、適度な運動と食事制限を行うこと
※15 1食分(BASE BREADは2袋、BASE PASTAは1袋、BASE Cookiesは4袋、BASE FOOD Deliは1袋、BASE Pancake Mixは1袋と卵Mサイズ1つ、牛乳(成分無調整)100mlを使用して調理した場合)で、栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・ナトリウム以外のすべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。
※16 1食分(2袋)で、栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・ナトリウム以外のすべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。
※17 1食分で、栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・ナトリウム以外のすべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。
※18 1食分(4袋)で、栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・ナトリウム以外のすべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。
※19 1食分(BASE Pancake Mix1袋と卵Mサイズ1つ、牛乳(成分無調整)100mlを使用して調理した場合)で、栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・ナトリウム以外のすべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。
※20【糖質の比較根拠】 BASE BREAD:BASE BREADチョコレートと、日本食品標準成分表2020年版(八訂)より、菓子パン あんなしとの比較(同量) BASE Cookies:BASE Cookiesココアと、日本食品標準成分表2020年版(八訂)より、ソフトビスケットとの比較(同量) BASE PASTA:BASE PASTAフェットチーネと、 日本食品標準成分表2020年版(八訂)より、中華めん(生)との比較(同量) 【BASE FOODの栄養素】
※21 BASE BREADチョコレート1袋、継続コース初回20%OFFにクーポンを加味した価格と、希望小売価格260円(税抜)に消費税率を乗じた価格(小数点以下切り捨て)を比較した場合。ただしコンビニやドラッグストアでの特売価格およびその他一部小売店舗でのセット販売は除く

もくじ