ラーメンは日本を代表する国民食です。しかし、種類が多いため、好みの味や店選びに迷う方もいるのではないでしょうか。ラーメンは、基本の味や麺の特徴を知ることで、好みに合う一杯を選びやすくなります。
たとえば、魚介や昆布ベースの出汁と塩ダレをあわせた塩ラーメンは、あっさり系が好みの方におすすめです。ストレート麺はつるっとした食感が特徴で、スープがよく絡みます。
本記事では、基本的な4種類の味をはじめ、人気系統や注目トレンドなど、さまざまな種類のラーメンの特徴を解説します。また、栄養バランスに配慮したカップラーメンも併せて紹介するため、ラーメンをもっと楽しみたい方はぜひ参考にしてください。
【この記事の結論】
- ラーメンの基本となる味は、醤油、味噌、塩、豚骨の4種類
- スープは、透明であっさりした清湯（チンタン）と、白濁でこってりした白湯（パイタン）に大別される
- 人気の系統には、濃厚な横浜豚骨醤油ラーメンや、山盛り野菜と極太麺が特徴的なガッツリ系（デカ盛り）、クリーミーな鶏白湯などがある
- 最近では、健康に配慮し栄養バランスを整えたカップラーメンも第5の選択肢として登場
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ラーメンの基本4大味【醤油・味噌・塩・豚骨】
ラーメンの種類を理解するための第一歩として、まずは代表的な次の4つの味を知ることが大切です。
- 醤油ラーメン
- 味噌ラーメン
- 塩ラーメン
- 豚骨ラーメン
はじめに、それぞれの特徴を解説します。
醤油ラーメン
醤油ラーメンとは、醤油ダレを鶏ガラや魚介ベースの出汁と合わせる馴染み深いラーメンです。地域や店により味わいの幅が広いのも特徴の一つです。
透き通ったスープであっさりとしたタイプから、脂が浮いたこってりとしたタイプまで多様なバリエーションが存在します。日本ではとくにスタンダードな種類で、老若男女問わず注文しやすいといえます。
味噌ラーメン
味噌ラーメンとは、味噌ダレならではの濃厚で深いコクのあるスープが特徴で、寒い季節にも人気の種類です。北海道の札幌が発祥地とされるラーメンで、味噌の強い風味と野菜の相性が非常によく、もやしやキャベツなどの野菜がトッピングされることが多いです。
体を芯から温めたいときや寒い季節に選ばれやすい傾向があります。濃厚なスープに負けないよう、太めの麺が合わせられることが一般的で、食べ応えを求める方にも向いています。
塩ラーメン
塩ラーメンとは、塩ダレと魚介や昆布、鶏ガラベースの出汁を合わせた透明感のあるスープが特徴で、素材の旨味をダイレクトに味わえます。
ほかの味に比べて出汁に使われている素材の旨味をダイレクトに感じられ、店のこだわりや料理人の技術がわかりやすい種類です。
あっさりとしたスープが一般的で、女性や年配の方にも好まれます。
シンプルながらも奥深いおいしさを楽しみたいときに選ぶとよいでしょう。
豚骨ラーメン
豚骨ラーメンとは福岡県の博多が本場として知られ、豚の骨を長時間強火で煮込んで白濁させた、クリーミーで濃厚なスープが特徴の種類です。
独特の香りとパンチのある味わいがこってり好きを魅了します。スープが濃厚なため、よく絡む細麺を合わせるスタイルが一般的です。また、麺のみをおかわりできる替え玉システムを導入している店が多く見られます。
おなかいっぱいになるまでたくさん食べたいときにおすすめです。
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【分類マップ】こってり（白湯）とあっさり（清湯）の違い
ラーメンの味は、基本のタレに加える出汁や脂の量、スープの濁り具合により大きく変化します。
主な出汁の種類や特徴、こってり（白湯）とあっさり（清湯）の違いについて解説します。
出汁の種類と特徴
ラーメンの味の土台となる出汁は、大きく分けて動物系と魚介系の2種類があります。
それぞれの特徴は、次のとおりです。
【出汁の主な種類と特徴】
- 動物系：鶏ガラや豚骨を使用し、スープにコクを与え濃厚な味わいを作る
- 魚介系：煮干しや鰹節、昆布などで豊かな香りや旨味を加え、和風の風味を引き立てる
近年では、これら両方の出汁を合わせたダブルスープも人気があります。ダブルスープは、動物系のコクと魚介系の香りをバランスよく楽しめる複雑な旨味が特徴です。
清湯（チンタン）と白湯（パイタン）の分類
仕上がりがあっさりの清湯と、こってりの白湯は、材料や煮込み方、濁りなどが異なります。それぞれの違いを比較した表は、次のとおりです。
| 仕上がり | 主な材料 | 煮込み方 | 濁り | |
|---|---|---|---|---|
| 清湯 | あっさり |
|
弱火で煮込む | 透き通る |
| 白湯 | こってり |
|
強火で煮込む | 白く濁る |
清湯は、醤油や塩ラーメンに多いタイプで、素材の味をストレートに感じられるスッキリとした後味が特徴です。白湯は、豚骨や鶏白湯に多いタイプです。口当たりが濃厚で、食べたあとに強い満足感を得られます。
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人気の系統とトレンドの種類【横浜豚骨醤油・ガッツリ系・鶏白湯】
代表的な4つの味以外にも、次のような系統は人気があります。
- 横浜豚骨醤油
- ガッツリ系
- 鶏白湯
人気の横浜豚骨醤油とガッツリ系の特徴や注文時のマナー、違いの比較表とあわせて、近年のトレンドである鶏白湯についても詳しく解説します。
横浜豚骨醤油ラーメン（特徴と注文のマナー）
横浜発祥の横浜豚骨醤油ラーメンは、家系ラーメンと呼ばれることが多く、濃厚な豚骨醤油スープと太い中華麺が主流です。
一般的なトッピングは、次の3つです。
【基本トッピング】
- 大きな海苔
- ほうれん草
- チャーシュー
横浜豚骨醤油ラーメンは、好みの味にカスタマイズできることが多いです。注文時に希望を聞かれたら、次の3点を伝えるとよいでしょう。
- 麺の硬さ（硬め・普通・柔らかめ）
- 味の濃さ（濃いめ・普通・薄め）
- 油の量（多め・普通・少なめ）
スープが濃厚でご飯との相性が非常によいため、残ったスープにご飯を入れて、海苔で巻く食べ方もおすすめです。食べ応えのある食事を楽しみたいときに適しています。
ガッツリ系・デカ盛りラーメン（特徴と注文のマナー）
ガッツリ系（デカ盛り）ラーメンは、二郎系やインスパイア系と呼ばれることも多く、極太麺と大量の野菜、分厚いチャーシュー、ニンニク、背脂を特徴とする系統です。
山盛りのもやしやキャベツと中毒性のある味わいが人気で、熱狂的なファンもいます。多くの店舗では提供前に、ニンニクを入れるか、野菜や脂のトッピングを無料で追加するかを確認されます。
伝え方のルールは店舗により異なりますが、たとえば「野菜少なめニンニクアブラ」と伝えると、野菜を減らし、ニンニクと背脂を追加したラーメンが提供されます。
ニンニクが効いたパンチのある一杯は、空腹時やスタミナをつけたいときに挑戦してみたくなる味です。
【比較表】横浜豚骨醤油とガッツリ系の違いまとめ
横浜豚骨醤油ラーメンとガッツリ系ラーメンの主な違いは、次の表のとおりです。
| 項目 | 横浜豚骨醤油ラーメン | ガッツリ系（デカ盛り）ラーメン |
|---|---|---|
| 基本の味 | 濃厚豚骨醤油（鶏油入り） | 濃厚豚骨醤油（醤油強め） |
| 麺の特徴 | 太めのストレート麺（つるっとなめらかな食感） | 極太のちぢれ麺（噛み応えのある食感） |
| 具材 |
|
|
| 注文ルール | 好み（硬め、濃いめ、多め） | トッピングコール（ニンニク、野菜など） |
味のベースは共通していますが、鶏油や醤油のバランスにより異なる味わいを楽しめます。どちらも、注文時に希望を伝えられるため、好みや空腹具合に合うラーメンが食べられるでしょう。
鶏白湯・泡系ラーメン（最新トレンド）
鶏白湯（とりぱいたん）ラーメンは、鶏ガラや鶏肉をドロドロになるまで長時間煮込み、鶏の旨味や風味を凝縮したクリーミーなスープが特徴です。
また、スープをブレンダーで撹拌してカプチーノのように泡立てた泡系も、口当たりがまろやかで人気を集めています。女性やこってりしすぎのラーメンが苦手な方にもおすすめの注目トレンドです。
つけ麺とまぜそば
通常のラーメンとは異なる食べ方で味わうスタイルも定着しています。つけ麺は、麺とスープを別々の器に盛ります。濃厚で温かいスープに麺をつけて食べるスタイルで、麺のコシや風味をダイレクトに感じられることが魅力です。
まぜそば（油そば）は、スープがほぼなく、器の底にあるタレと油を麺に絡めて食べます。どちらも熱すぎないため、猫舌の方でも食べやすいでしょう。
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麺の太さと形状の違い
次のような麺の違いも、ラーメンの印象を大きく左右する要素です。
- 太麺と細麺
- ちぢれ麺とストレート麺
- 加水率による食感の変化
麺の太さや形状、水分量による食感の変化について解説します。
太麺と細麺
麺の太さは、スープとの絡みやすさや食感に大きく影響します。太麺は、もちもちとした食感が特徴です。表面積が広く、濃厚な味噌ラーメンやつけ麺のスープによく合います。
一方、細麺はつるっとしたのど越しが魅力です。スープの味をダイレクトに感じやすく、豚骨ラーメンやあっさりとした醤油ラーメンにおすすめです。
好みの食感を把握しておくと、店選びに役立ちます。
ちぢれ麺とストレート麺
麺の形状の違いも、スープとの相性や全体的なバランスに影響します。ちぢれ麺は、縮れた部分がスープをよく持ち上げます。太いちぢれ麺は濃厚な味噌ラーメン、細いちぢれ麺はあっさりとした醤油ラーメンに使われることが多いです。
一方、ストレート麺は抵抗が少なく、滑らかなのど越しを楽しめます。スープの絡まりもよく、多くの店舗で使用される形状です。スープの種類にあわせて適した形状が選ばれていることが多いため、異なる種類のラーメンを頼むたびに注目してみるとよいでしょう。
加水率による食感の変化
加水率とは、麺を作るときに小麦粉に加える水分の割合のことです。加水率の違いは、麺の風味や食感を決定づける重要な要素となります。
水分を多く含む多加水麺は、もちもちとした弾力やなめらかな食感が特徴で、喜多方ラーメンや札幌味噌ラーメンなどでよく見られます。
一方、水分が少ない低加水麺は、コシの強さや小麦の香りが特徴で、代表例は博多豚骨ラーメンの極細麺です。麺の硬さや食感にこだわりたい方は、加水率の違いを理解するとより一層好みのラーメンを選びやすくなります。
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代表的なご当地ラーメン一覧
日本全国に、土地の気候や食文化を反映した多様なご当地ラーメンが存在します。
代表的なご当地ラーメンの一例は、次のとおりです。
- 北海道：札幌味噌ラーメン（濃厚味噌×ちぢれ麺）
- 福島県：喜多方ラーメン（多加水麺×醤油）
- 福岡県：博多豚骨ラーメン（白濁豚骨×極細麺）
旅行先でその土地ならではの一杯を探したり、アンテナショップやお取り寄せを活用して各地の味を食べ比べたりするのも、ラーメンの楽しみ方の一つです。
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第5の選択肢「BASE RAMEN（ベースラーメン）」とは？
専門店のラーメンは栄養バランスが気になり控えている、カップラーメンは罪悪感があり食べにくい、などの悩みがある方には、ベースラーメンがおすすめです。
ベースラーメンとは、多くの完全栄養食を手掛けるベースフードが新たに発売した商品で、1食で33種類の栄養素をまとめて摂取できます※15。
さらに、専門店のラーメンやカップラーメンを食べる際に気になる塩分量は控えめで安心です※24。健康維持に必要な栄養素をバランスよく摂取できるベースラーメンの、商品ラインナップや特徴について詳しく解説します。
完全栄養の汁あり即席麺「BASE RAMEN（ベースラーメン）」の特徴
ベースラーメンは、1食で1日に必要な栄養素の1/3をすべて摂取できる完全栄養の即席カップラーメンで、調理の手間がかからず、日々の食事に手軽に取り入れやすい点が特徴です※15。
ベースラーメンのラインナップは、次のとおりです。
- 鶏ガラ醤油ラーメン：香ばしい醤油の香りと鶏ガラの旨味やコクが凝縮された王道の味
- 濃厚味噌ラーメン：2種類の信州味噌をブレンドした香り豊かな一杯
ベースラーメンは栄養面はもちろんのこと、手軽さやおいしさにも妥協せず作られています。
栄養バランスとからだづくりへのメリット
ベースラーメンには不足しがちな栄養素がバランスよく含まれているうえ、過剰摂取を控えたい塩分はオフされています※24※26。ベースラーメン1個に含まれる主な栄養素の含有量は、次の表のとおりです。
| ベースラーメン 鶏ガラ醤油 | ベースラーメン 味噌 | |
|---|---|---|
| 塩分量 | 4.4g | 4.4g |
| たんぱく質 | 16.3g | 17.1g |
| 食物繊維 | 4.8g | 5.4g |
| 鉄 | 1.3mg | 1.3mg |
| カルシウム | 116㎎ | 116㎎ |
日本人の多くは、たんぱく質、食物繊維、鉄、カルシウムの摂取量が、平均必要量に到達していません。一方、塩分摂取量が目標量の上限値を超えている割合は88％です。
栄養素の偏りはさまざまな不調を招く原因となるため、バランスを整える手段の一つとしてベースラーメンを取り入れることをおすすめします。
手軽さとアレンジの幅
ベースラーメンはお湯を入れて4分待つのみで手軽に食べられるため、忙しい日のランチや夜食にもおすすめです。ノンフライ麺を使用しており、生麺のようなつるつるでなめらかな食感が楽しめます。
市販のメンマや煮卵、チャーシュー、焼き海苔などをトッピングすると、より本格的なラーメンに仕上がります。余裕があるときには野菜を茹でて、鶏ガラ醤油ラーメンにほうれん草、味噌ラーメンにはキャベツやもやしを乗せるアレンジもよいでしょう。
お店に行けないときでも、アレンジ次第で好みのラーメンを手軽に食べられます。
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自分好みのラーメンを見つける方法
知識が増えても、実際に店を選ぶとなると迷うこともあるでしょう。メニューや看板は、その店舗のラーメンをイメージするヒントになります。
また、その日の気分に合わせて食べたいラーメンを決める選び方もおすすめです。好みのラーメンを見つけるための2つの方法を、具体的に解説します。
メニューや看板の読み解き方
店の看板やメニューには、どのようなラーメンを提供しているかのヒントがあります。たとえば、人気メニューや自信のあるメニューは、メニュー表の左上に記載されることが多いです。
視線はアルファベットのFやZを書くように動く傾向があり、左上に最も視線が集まりやすいことが理由です。そのため、どのようなラーメンを提供しているか知りたいときは、メニュー表の左上に注目してみるとよいでしょう。
「昔ながら」や「中華そば」などの用語は清湯スープのあっさり醤油系に、「濃厚」や「極」は白湯スープのこってり系ラーメンに使用されることが多いです。
また、看板のデザインはオーソドックスな店舗か、独創的な店舗か予測するヒントになります。店の前にメニュー表がない場合は、公式サイトやSNSのチェックを推奨します。
気分に合わせた選び方
ラーメンを食べるときの気分やその日の体調にあわせて店を選ぶのも、満足度を高めるコツです。エネルギーを補給したいときは濃厚な豚骨や家系、二日酔いや食欲がないときは胃に優しいあっさりした塩ラーメンなど、体調を考慮して選ぶとよいでしょう。
また、誰かと食事に行く場合は、相手があっさり派かこってり派かを事前に確認しておくと、店選びがスムーズに進みやすいです。自身の状態を正しく把握してから店を探すと、食べたいラーメンを見つけやすくなります。
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ラーメンの種類に関するよくある質問（FAQ）
最後に、ラーメンの種類や食べ方に関するよくある質問に回答します。ラーメンの種類の合計数や、ラーメンと中華そばの違いが気になる方、ラーメンのカロリーやカロリーを抑える食べ方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ラーメンの種類は全部でいくつありますか？
明確な定義はありませんが、主要なカテゴリーのみで5種類以上あります。具体的には、基本の4大味（醤油、味噌、塩、豚骨）に加え、鶏白湯やつけ麺、油そばなどです。
ご当地ラーメンも含めると、ラーメンの種類はさらに増加します。
中華そばとラーメンの違いは何ですか？
中華そばとラーメンは呼び方が違いますが、基本的に同じ料理を指します。ラーメンとは、中国から伝わった料理を日本人向けにアレンジしたもの全般のことです。
はじめは南蛮そばと呼ばれていましたが、時代が進むにつれて呼び方が変わり、戦後頃から中華そばが定着しました。インスタントラーメンの発売を機に、ラーメンと呼ぶ方が増加し、現在ではどちらの呼び方も一般的に使用されています。
ラーメンのカロリーはどれくらいですか？
ラーメンのカロリーは種類や食材により大きく異なります。種類別のカロリー目安（1杯分）は、次のとおりです。
- 味噌ラーメン：621kcal
- 醤油ラーメン：440kcal
- 塩ラーメン：438kcal
- カップラーメン：403kcal
上記のカロリーは目安で、濃厚こってり系や、背脂がたっぷり入ったラーメンのカロリーはさらに高くなる傾向があります。
カロリーを抑える食べ方はありますか？
ラーメンのカロリーカットに最も効果的な方法は、スープを飲み干さないことです。脂肪の増加を懸念しカロリーを気にしている方には、食べる順番やタイミングの見直しも推奨します。
食物繊維、たんぱく質、糖質の順に食べると、血糖値の急上昇抑制に効果的です。血糖値が上昇しインスリンが分泌された状態でブドウ糖が余ると、中性脂肪の合成と蓄積が促されます。
そのため、血糖値の急上昇対策は、結果的に肥満予防につながります。ラーメンは、野菜や海藻、チャーシューや卵、麺の順で食べるとよいでしょう。
また、夜間よりも日中のほうが活動量が多い場合、夕食や夜食ではなく昼食でラーメンを食べたほうが、摂取カロリーを消費しやすいです。
摂取するカロリー量に変わりはありませんが、中性脂肪の蓄積を予防したり摂取カロリーの消費を促したりすると、カロリーを摂ることへの罪悪感を軽減できるでしょう。
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まとめ
ラーメンの種類は、基本的な4大味に加えて、人気系統や注目トレンドなどさまざまです。ご当地ラーメンも含めると、さらに増加します。
複雑に見えるラーメンの種類も、タレや出汁、麺の特徴を理解すると、好みの一杯を選びやすくなります。また、その日の気分や体調にあわせて店を選ぶのもよいでしょう。
看板やメニューは味を想像する材料になるため、入店前のチェックを推奨します。栄養バランスや健康への影響が不安でラーメンを我慢している方には、1食で33種類の栄養素をまとめて摂取できるベースラーメンがおすすめです※15。
調理の手間がかからないカップ麺で、味は鶏ガラ醤油と味噌の2種類があります。専門店のラーメンばかりでは、栄養の偏りやコストの問題が生じやすいですが、ベースラーメンを新たな選択肢の一つに加えると解決に役立ちます。
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監修：松浦ひとみ（管理栄養士）
大学にて応用栄養学、食品科学に加え栄養教育など幅広く学び、管理栄養士免許、栄養教諭免許を取得。給食提供だけでなく、食育、アレルギー対応、離乳食講座や食事の指導・相談・提案などへ重点的に取り組む保育園の管理栄養士として勤務。さらにオンラインフードクリエイターの資格取得後は、フードライターとして料理写真の撮影に従事。さらにＷｅｂ上メディアにて記事執筆、レシピ開発・監修のほか、オンライン食事指導など、フリーランス管理栄養士として活動する。
