3ヶ月で35キロ減量!ダイエットのコツと筋トレの極意を聞いてみた〜定期購入者インタビュー vol.9〜

こんにちは。あっという間に夏がきてしまい、毎日服装に悩んでいるライターのチャン・ワタシ(@chanwatac)です。

さて、今回の定期購入者インタビューにお招きしたのは、そろそろ体を絞りたくなるこの季節にぴったりのお方かもしれません。

原田豪さん。外資系企業でマネージャーをされています。

目ヂカラが強くてとてもかっこいいですが、そんなことより……

この見た目の方が気になる!筋肉!!

なんでも、豪さんはこのインタビュー前の2週間、食事をベースパスタのみで生活されたとか。その結果も交えつつ、普段のトレーニングのお話や35kgのダイエット経験談などを伺ってきました。



取材当日。

まずは見てもらえば分かる』と豪さんに場所を指定していただき、言われるがままに現地到着。

「あ。豪さん……」

「うお”おおおおおおおおおおおおお」

「…豪さ……」

「んあ”あああああああああああああ」



ワタシ ……というわけで。

豪さん はい。

ワタシ 何から伺えばいいか分からなくなってしまっているのですが、よろしくお願いします。

豪さん よろしくお願いします。

ワタシ いやトレーニングの迫力にびっくりしました。もう長く鍛えられているのでしょうか?

豪さん いえ、鍛え始めたのはここ数年なんです。これを見ていただくと話が早いと思います。5年前の僕です。

2013年の豪さん。

ワタシ ええー!ずいぶん今と印象が違いますね。

豪さん この頃は体重が100kgありました。週3回ペースで360gのハンバーグステーキを食べ、甘いものが食べたくなったらアイスクリームを食べ、運動はまったくせずという生活をしていて。そしたら当時付き合っていた彼女に、「デブはいやだ」と言われたんです。

ワタシ あらまあ……。

豪さん なので、「じゃあ、痩せるわ」って。

ワタシ 潔いですね!!

豪さん それからジム通いと食事制限をして、3ヶ月で35kg落としました。

ワタシ 35kg!?見た目もかなり変わるレベルですよね。それも3ヶ月で。

豪さん 当時の職場は社員同士とても仲がよかったので、ある日同僚から「なにかできることがあれば相談して」と言われました。「どうしたの?」と聞いたら、「……病気なんだろう?」って。

ワタシ 心配されちゃってるじゃないですか!

豪さん そう、急にガッと体重を落としたので(笑)。

もくじ

35キロ減量した食事制限の秘訣

ワタシ でも35kgってそんなに簡単に落ちるものではないですよね。食事制限はどんな風にしていたんですか?

豪さん 糖質を控えて、野菜中心の食事を。食習慣も改善しないといけないなと思ったんですけど、やってみて分かったのが食べ方ってなかなか変えられないんですよ。

ワタシ 食べ方というと?

豪さん 例えば、「ひと口食べるごとに20回噛む」とか。やったことあります?

ワタシ うーん……ありますけど、身につくことはなかったですね。つい忘れてしまうし、ずっと意識して食べるのはちょっと面倒で。

豪さん ですよね。あれ僕も色々考えてみたんですけど、咀嚼する回数って子供の頃に培われたものだと思うんです。親御さんがよく咀嚼して食べる家庭で育った子は、だいたい大人になってもよく咀嚼します。食事の時間も長いから、あんまり量を食べないし太りにくいんですよね。

ワタシ たしかに、習慣として身につくものなんでしょうね。

豪さん じゃあその習慣を身につければいいじゃんってなるんですけど、これってかなり難しい。続かない理由は習慣ではなくて、「味覚」にあるんじゃないかと。

ワタシ ふんふん。

豪さん 例えば、お米はよく噛んで食べると甘くなりますよね。もともとあまり咀嚼しない人がたくさん咀嚼すると、お米が甘すぎちゃう。普段食べていたのと味が変わっちゃうんです。

ワタシ なるほど。本来の自分が知っている味ではなくなっちゃう、と。

豪さん はい。自分が感じていた味と大きく変わるので、結構なストレスです。だからきっと続かない。

じゃあよく噛むようにするにはどうすればいいかというと、食材を大きく切ればいいんです。サラダのごぼうやきゅうりも5センチくらいに切って、全部親指くらいに大きさに。

ワタシ 咀嚼せざるを得ない状況にするんですね。

豪さん 僕はもともとそんなに多く噛む習慣がなかったので、早く食べ終わるしすぐお腹が空いていました。食材の大きさを変えてゆっくり食事をとるようにして、トレーニングも変わらず続けた1年後がこれです。

ワタシ わあー!完全に鍛えられてる!

豪さん 1年継続してるとまあまあ筋肉がついてきて、トレーニングが楽しくなってきました。彼女とはわりとさっくり別れてしまったんですが……。

ワタシ ええ、そうなんですか。

豪さん ただ、ダイエットをきっかけに体を作ることにハマって。今はボディビルの大会に出ようと思って体を大きくしようと進めている最中ですね。

ワタシ まだ大きくしないとダメなんですか……?

豪さん いや、全然勝てないんですよこれじゃ。ペラいです。

ワタシ ペラい……。(なんて世界だ……)

トレーニング、辛くないの?

ワタシ トレーニングをしている人はみんな楽しいって言いますが、辛くはないんですか? 今日のトレーニングを見ていて、私だったら逃げたくなりそうです。

豪さん 「辛くないんですか」ってよく聞かれるんですけど、辛いですよ。

ワタシ 辛いんだ……!

豪さん めっちゃ辛いんですよ。でも、すごくストレス発散になります。

レッグプレスとかしていると、下ろしたらもうあげられなくてダメになるときがたまにあるんですね。それは筋力の限界もあるんですけど、それ以上に気持ちが途切れたときなんです。そういうときに「いや俺はいける!」って押し返して。

ワタシ もうそれメンタルトレーニングですね。

豪さん メンタルですよ。もうすっごいメンタルです。トレーニングをやっていくと、どんどん辛くなります。やりたくないじゃないですか。

ワタシ そこを自ら追い込んで。

豪さん 「俺はいける!」ってがんばって、やり切ったときがうれしい。そんな風にやっていると、仕事で少々ストレスがあってもまあ余裕だなって思えるようになります。

ワタシ 物事を成し遂げる自信がつくんでしょうか。

豪さん もう気にしなくなるんですよね。僕はいま外資のコンサルティングをしているので、日々の会議には外国人もいます。彼らと仕事の進捗やなんだかんだとフレンドリーに話すものの、やっぱり日本というマーケットで見られている以上、結構プレッシャーもあるわけですよ。

ワタシ そうですよね。

豪さん そんななかで勝負するにはやっぱりストレスは自分でコントロールできた方がいい。海外に出張に行くと、朝すごいんですよ。みんなジムにずらっと集まってるんです。

ワタシ あ、それはイギリスに行っていた友人も同じことを言っていました。みんなホテルのジムに朝から普通にいると。

豪さん そう。僕は“世界のジムからこんにちは”っていうのをInstagramに投稿していて。「今日はメルボルンのジムで」とか各地でやってるんですが、まあ例外なくみんなトレーニングしてるんです。

僕がトレーニングしてると、外国人はもっとトレーニングが好きなので「お前それくらいなの? 俺もっといけるぜ?」みたいな感じで見てくるんですよ。「ちょっとゆるくない?」みたいな。

ワタシ あはは(笑)。

豪さん 向こうからすると、こんなちっこい日本人がどんだけできんじゃいと思ってる。そこで僕がレッグプレスでいつものようにあげると「お、おう……」ってなるんです。

ワタシ それ気持ちいい!

豪さん よし!ってなりますよ。別にそれがどうこうってわけじゃないんですが、だいたいその後の会議で「こいつを怒らせんなよ、こいつはすごいから」ってみんな冗談っぽく言ってくれる。それだけで話が盛り上がります。

ワタシ コミュニケーションのひとつみたいになってるんですね。

豪さん はい。あと、海外は食生活もあってか、日本に比べてかなり立派なお腹の人もいるんですが。

ワタシ あ、ずいぶんと蓄えてらっしゃる方々が……。

豪さん ええ(笑)。そういう人もいる一方、仕事をする連中はやっぱりそこそこ引き締まっていて。彼らは食事とかお酒とか普段の生活にちゃんと気を使っていて、自己管理を怠らないんだと思います。

2週間のベースパスタ“だけ”生活

豪さん とはいえ食事管理ってやっぱり大変なんですよね。僕も自分で食事管理をしていましたが、友人からベースパスタを教えてもらって。試しに注文して届いたのを見たら、こんなちっこいじゃないですか。

ワタシ たしかに見た目はぺろっと食べれちゃいそうですよね。

豪さん だからまあ軽めに晩ご飯を食べたあとで食べてみようと、ちゃちゃっと作ったわけですよ。そしたら入んない。「あれ?これ意外とお腹いっぱいになる!」とびっくりして。

次の日の夜もフェットチーネでペペロンチーノを作ったんですけど、おいしいしお腹も膨れるし、これいいなあと。

ワタシ さっき咀嚼の話がでましたけど、通常のパスタより噛みごたえもありますよね。

豪さん 噛んでると麺の味がちゃんとしますね。僕は和風で食べるのが好きで、よく食べるのは釜揚げベースパスタ。茹でてめんつゆとしょうがで食べます。あとは納豆をのせたり、焼きそば風にしたり。

こんなにバリエーションがあるんだったら飽きずにいけるんじゃないかと思って、この2週間、すべての食事をベースパスタに置き換えてみたんです。

ワタシ おお!!1日何食ですか?

豪さん 2食ですね。僕、朝は食べないので。昼は自宅にいるときは作りますが、外にいるときはベースパスタクイックを食べるようにして。で、結果としては、

ワタシ (ごくっ……)

豪さん マイナス5.5kg。

ワタシ わ、すごい!!

豪さん これね、ベースパスタにしてすごくよかったなと思うのが、これだけトレーニングするとサプリメントって絶対必要なんですよ。

ワタシ 飲まないとどうなるんですか?

豪さん つるんです。トレーニング後、仕事をしているとこのふくらはぎの辺りとかがすごくつる。結局、筋肉をつけようとするとミネラルが足りなくなる。ミネラルが足りない状態になると体はつりやすくなるので、必ずサプリメントで補うんですね。

ワタシ だから鍛えてる友人みんなやたらサプリメントに詳しいのか……。

豪さん で、今回2週間ベースパスタで過ごしたときはサプリメントの量をいつもの半分にしてみたんですよ。そしたらね、全然つらない。

ワタシ おー!!

豪さん これすごいよ。これまでつっていたのがつらなくなったっていうのは僕にとっては大きくて、「あーこんなに違うんだ」と。あとは腹持ちがいいから、どんな減量よりも楽。だいたいさっきみたいなトレーニングを1時間半やると、とにかく腹が減るんですよ。

ワタシ それはそうですよね、ものすごいエネルギー消費量だと思います。

豪さん ベースパスタはお腹が空かない食べものとしてもおすすめですよ。本当に空かない。だからトレーニングして減量しようって人には向いています。このカロリーでミネラルも摂れるってなかなかないので。

聞き分けのない親父になる

ワタシ 豪さんは、これからもずっとトレーニングは続けられますか?

豪さん ずっと続けますね。もし、いつか娘ができて彼氏を連れてきたら、聞き分けのない親父になってやろうかと。

ワタシ あはは(笑)。

豪さん 「娘さんをください」って言われたら、いやじゃん。だからこうやって腕を組んで「腕立て、勝てんの?」って言ってみたいんです。

ワタシ 緊張しながら挨拶に行って、豪さんが腕組んで待ってたらラスボスすぎる!

豪さん でもね、『筋力は金力だ』っていう人もいるくらい、やっぱりお金を稼ぎたかったらトレーニングをする。理屈はさっき僕が言ったみたいに、ストレスコントロール的な意味でね。

ワタシ 自己管理ができるってことなんでしょうね。

豪さん だからちょっと、息子候補が来たときには一緒にジムに行って、「(プレート)何枚あがんのさ?ちょっと聞いてやろうじゃないの」っていう風にはしたくなるね(笑)。

ワタシ すごく素敵な夢だと思います。息子さん候補、がんばってほしいな……!豪さん、今日はありがとうございました。

おわりに

実は私、人生で初めてジムという場所に入ったので、実際に器具を使ったトレーニングを目の当たりにして迫力に驚きました。

でもやっぱり、ひたむきにトレーニングをがんばる姿というのはとても素敵ですね!

筋力皆無な自分がちょっと恥ずかしくなりました……あはは。(豪さんにはパッと見た目で「筋肉ぜんぜんないね!」と笑顔で言われました)

夏に向けてまだまだ間に合うとのことなので、ボディラインを整えたいみなさん、一緒にがんばりましょう!!!!!!!!!!

豪さん、楽しい時間をありがとうございました!

もくじ