チョコレートの健康効果とは？適切な摂取量や食べる際の注意点を解説

チョコレートは、甘くてまろやかな味わいが魅力のお菓子です。気分転換やご褒美として食べるイメージがあるものの、健康によい影響を与えることが判明しています。

健康や美容に対する意識が高い方からすると、具体的にどのような効果があるのか気になるのではないでしょうか。本記事では、チョコレートの健康効果や適切な摂取量、食べる際の注意点について解説します。

健康や美容のためにチョコレートを食べたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

チョコレートに含まれる主な成分

チョコレートに健康効果が期待できる理由は、次の3つの成分にあります。

• カカオポリフェノール
• カカオプロテイン
• テオブロミン

いずれの成分も、原料となる「カカオ」に由来するものです。具体的な効果を知る前に、チョコレートに含まれる主な成分をチェックしましょう。

カカオポリフェノール

カカオポリフェノールは、強い抗酸化作用のある物質です。抗酸化作用は、体内で増えすぎると細胞を傷つけて老化を引き起こす「活性酸素」を除去する作用のことを指します。

活性酸素は肌の老化現象を引き起こす原因になるほか、糖尿病や脂質異常症など、生活習慣病との関連も深い物質です。カカオポリフェノールには強い抗酸化作用があるため、健康や美容によい影響をもたらすでしょう。

また、抗酸化作用をもつポリフェノールは、アレルギー症状の緩和が期待できるとも考えられています。健康や美容を意識する方は、抗酸化作用に優れたカカオポリフェノールを積極的に摂るとよいでしょう。

カカオプロテイン

カカオプロテインは、カカオポリフェノールと同じく、チョコレートのカカオに含まれる成分です。たんぱく質の一種であり、消化されにくい難消化性の性質があります。

難消化性たんぱく質は小腸で消化吸収されずに、大腸まで到達するたんぱく質です。大腸まで届くと腸内細菌のエサとなり、さまざまな代謝物質が産生されるため、健康維持や生理機能の向上に役立ちます。

カカオプロテインに期待できる主な効果は、便の回数や色、量、腸内フローラなどの改善です。便秘に悩んでいる方がカカオプロテインを摂取すると、改善される可能性があります。

テオブロミン

テオブロミンも、チョコレートのカカオに含まれる成分です。コーヒーに含まれるカフェインと同じ構造をしており、チョコレート特有の苦みや香りを持ちます。

テオブロミンはカフェインと似たような構造ですが、興奮作用は比較的穏やかです。また、脳内ホルモンのセロトニンを増加させる作用があるため、気分をリラックスさせる効果も期待できます。

血管を拡張する効果もあることから、冷え性にも効果的だと考えられています。

チョコレートの摂取で期待できる健康効果

チョコレートは、さまざまな健康効果があることが報告されています。日本人を対象とした研究も実施されており、世界各地で研究が進められている食品です。

ここからは、チョコレートの摂取で期待できる主な健康効果を紹介します。

血圧の低下

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールにより、血圧低下の効果が期待できます。カカオポリフェノールは、血管を広げる働きがある物質です。

血管内部に炎症がある場合、カカオポリフェノールが作用して炎症が軽減され、血管が広くなります。血管が広くなることで赤血球が通りやすくなり、血圧が低下する仕組みです。

また、血圧が高めであるほど低下量は大きくなるため、とくに血圧が高めの方は効果を実感しやすいでしょう。

動脈硬化の予防

カカオポリフェノールを含んだチョコレートには、動脈硬化を予防する効果もあります。動脈硬化は種類や要因もさまざまですが、血液中のLDLコレステロール（悪玉コレステロール）が増加し、酸化することが原因の一つと考えられています。

カカオポリフェノールは強い抗酸化作用を持つため、体内のLDLコレステロールの酸化を防いで、動脈硬化の予防に役立つ仕組みです。動脈硬化が進行すると、重症度の高い脳梗塞や狭心症、心筋梗塞などの病気につながる場合もあります。

動脈硬化のリスクを少しでも低くするために、チョコレートの摂取を習慣にしましょう。

便秘の解消

チョコレートに含まれるカカオプロテインは、便秘の解消に効果的です。カカオプロテインはたんぱく質の一種であり、消化されにくい難消化性の性質があります。

難消化性たんぱく質は小腸で消化吸収されずに、大腸まで到達するたんぱく質です。大腸まで届くと腸内細菌のエサとなるため、腸内環境の改善効果が期待できます。

また、カカオプロテインには腸の蠕動運動を促して排出をスムーズにしたり、便のかさを増したりなどの働きもあります。便秘で悩んでいる方は、ぜひチョコレートを取り入れてみてください。

チョコレートの健康効果を効率よく得るポイント

チョコレートに健康効果があるのは確かですが、どのような商品でもよいわけではありません。チョコレートを食べる際のポイントを押さえなければ、逆効果となる可能性があります。

また、食べ方を意識するのみで、健康効果を高めることも可能です。ここからはチョコレートの健康効果を効率よく得るコツについて解説するので、ぜひ実践してみてください。

高カカオチョコレートを摂取する

チョコレートに健康効果が期待できる理由は、カカオ由来の成分にあります。そのため、カカオ分の多い高カカオチョコレートを食べると効率よく摂取可能です。

明確な決まりはないものの、カカオ分を70%以上含んでいるものが一般的に高カカオチョコレートと呼ばれています。チョコレートの健康効果を効率よく得たい方は、カカオ分が多く含まれている商品を選びましょう。

1日数回に分けて摂取する

チョコレートは、1日数回に分けて摂取すると効果的です。チョコレートの健康によいとされる成分のうち、カカオポリフェノールは水溶性成分に該当します。

水溶性のカカオポリフェノールは、体内に留められずに排出されることが特徴です。チョコレートの摂取後、約2時間以内に血中のポリフェノール濃度は最大になりますが、ピークに達したあとは徐々に排出されます。

24時間後には大部分が排出されるため、ポリフェノールの恩恵を継続して受けられるように、1日数回に分けて摂取しましょう。

【注意】チョコレートの食べ過ぎは健康に悪影響を及ぼす

チョコレートはさまざまな効果が期待されていますが、食べ過ぎると健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。チョコレートには糖質や脂質、カフェインなども含まれているため、食べる量には注意が必要です。

ここからは、チョコレートの食べ過ぎによる悪影響を紹介します。

糖質や脂質の過剰摂取による影響

健康によいからとチョコレートを食べ過ぎた場合、糖質や脂質の過剰摂取につながります。糖質と脂質は人間の重要なエネルギー源ですが、過剰摂取によりエネルギーとして消費されないと、中性脂肪として蓄積されます。

肥満や生活習慣病を引き起こす原因となるため、チョコレートの食べ過ぎは避けるべきです。

カフェインの過剰摂取による影響

とくに高カカオチョコレートの場合、カフェインやテオブロミンの過剰摂取が懸念されます。カフェインやテオブロミンには興奮作用や利尿作用、気管支拡張作用などがあるため、摂り過ぎには注意が必要です。

とくに妊娠中の方や授乳中の方は、ほかの飲料や食事との兼ね合いも考慮しましょう。

チョコレートの適切な摂取量

チョコレートの適切な摂取量は、間食の目安200kcalから考える板チョコ1/2枚程度です。農林水産省と厚生労働省が共同で策定した食事バランスガイドによると、菓子や嗜好飲料などからの摂取カロリーは200kcal以内を目安としています※1。

チョコレートの摂取を200kcal以内に抑えることで、糖質や脂質、カフェインの過剰摂取も防げるでしょう。

健康によいものを食事に取り入れたいならBASE FOOD®️！

健康や美容を意識するのであれば、普段の食事も見直すことをおすすめします。間食として高カカオチョコレートを取り入れても、食事の栄養バランスが悪いと意味がありません。

栄養バランスを整えたいのなら、完全栄養食のBASE FOOD®️がおすすめです。BASE FOOD®️には26種類のビタミンやミネラル、たんぱく質、食物繊維などの栄養素がバランスよく含まれています。

また、主原料に全粒粉が使用されており、気になる糖質が抑えられている点も魅力です。日々の食事にBASE FOOD®️、間食にチョコレートを取り入れれば、効率的に内側からアプローチできます。

最後にBASE FOOD®️の魅力を紹介するので、健康的な食生活を送りたい方はぜひチェックしてみてください。

26種のビタミン・ミネラルを含む完全栄養食

BASE FOOD®️は、26種類のビタミンとミネラルを含む完全栄養食です。ビタミンとミネラルには身体の調子を整える働きがあるため、健康や美容に役立ちます。

また、エネルギーの代謝をサポートする働きもあることから、ダイエット中の方も積極的に摂りたい栄養素です。さらにBASE FOOD®️は、たんぱく質や食物繊維などの栄養素も含んでいます。

1食でもBASE FOOD®️を取り入れることで、1日に必要な栄養素の3分の1が摂取可能です。おいしい主食を食べながら栄養バランスを整えられるのは、大きなメリットといえます。

健康や美容を意識したいと考えている方は、チョコレートに加えてBASE FOOD®️も上手く取り入れてみてください。

糖質オフ・全粒粉使用で健康をサポート

BASE FOOD®️は主原料に全粒粉を使用しているため、一般的な小麦粉のパンよりも糖質が抑えられています。一般的なパンに用いられる小麦粉は、表皮や胚芽を除いて作る分、食物繊維の取れ高が少ないことが特徴です。

一方、全粒粉は表皮や胚芽まで砕いて作られることから、小麦粉よりも多くの食物繊維を含んでいます。結果的に糖質の摂取量が少なく済むため、健康や美容に役立つでしょう。

たとえばBASE BREAD®︎のカレーは、一般的な菓子パン（あんなし）と比べて糖質が約40%も抑えられています。主食を罪悪感なく食べたい方は、低糖質なBASE FOOD®️を取り入れてみてください。

飽きずに継続できる充実のラインアップ

健康志向の食品は「飽きる」「おいしくない」などのイメージがある方も多いのではないでしょうか。食事を楽しみながら健康的な食生活を送りたい方には、BASE FOOD®️がおすすめです。

BASE FOOD®️はラインアップが充実しているため、飽きやすい方でも無理なく継続できます。

BASE FOOD®️の商品ラインアップは、次のとおりです。

• BASE BREAD®︎
• BASE PASTA®︎
• BASE Cookies®︎

ここからは、それぞれの商品について詳しく紹介します。ぜひ好みやライフスタイルに合わせて、好みの商品を見つけてみてください。

BASE BREAD®︎

BASE BREAD®︎は、BASE FOOD®️シリーズのなかでも高い人気を誇る完全栄養パンです。袋を開けるのみで簡単に食べられるため、忙しい朝やランチタイム、小腹が空いたときなどに大活躍します。

商品ラインアップは、食事パン4種類、菓子パン4種類の全8種類です。

• ミニ食パン（プレーン）
• ミニ食パン（レーズン）
• プレーン
• リッチ
• チョコレート
• メープル
• シナモン
• カレー

朝食にはミニ食パン、ランチにカレー、甘い気分のときはチョコレートなど、食事シーンや気分に合わせて選べます。また、いずれの種類も一般的なパンと比べて、糖質が約20～40％も抑えられています。

糖質が気になる方でも、BASE BREAD®︎であれば罪悪感なく食べられるでしょう。

BASE PASTA®︎

BASE PASTA®︎は、さまざまなアレンジが楽しめる完全栄養パスタです。ペペロンチーノや焼きそばなどにアレンジ自在な細麺の「アジアン」、クリーム系の濃厚ソースに合う平打ち麵の「イタリアン」を展開しています。

どちらも一般的な中華麺と比べて約35%も糖質がカットされているため、糖質が気になる方におすすめです。また、BASE PASTA®︎は1～2分茹でて、好みのソースをかければ完成します。

調理の手間がかからないことから、時間がない日のランチや、疲れて料理をする元気がない日の夕食などに活躍します。

BASE Cookies®︎

BASE Cookies®︎は、おやつや朝食に大活躍する完全栄養クッキーです。

5種類のフレーバーが展開されており、気分や好みに合わせて選べます。

• ココア
• アールグレイ
• 抹茶
• ココナッツ
• さつまいも

BASE Cookies®︎の気になる糖質は、一般的なソフトビスケットと比べて約20%～25％もカットされています。糖質が抑えられているため、ダイエット中の方でも罪悪感なく食べられるでしょう。

また、やさしい甘みと軽い食感が楽しめるため、子どものおやつにもおすすめです。

まとめ

チョコレートは血圧の低下や動脈硬化の予防、便秘の解消など、さまざまな健康効果が期待できる食品です。より効率的に効果を得たい方は、高カカオチョコレートを1日数回に分けて摂取しましょう。

チョコレートを摂取する際の注意点は、食べ過ぎないことです。チョコレートには糖質や脂質、カフェインなども含まれているため、適度に摂取しましょう。

また、健康のために普段の食事も見直したい方は、完全栄養食のBASE FOOD®️がおすすめです。BASE FOOD®️は栄養豊富であり、気になる糖質もカットされているため、健康的な食生活を送りたい方はぜひチェックしてみてください。

〈参考文献〉
※1　農林水産省｜「食事バランスガイド」の適量と料理区分